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タイトル	星空のメモリア　Wish upon a shooting star
ブランド	CROSSNET/Favorite
発売日	2009年03月27日
ジャンル	星空学園ファンタジーADV
対応OS	Windows2000/XP/Vista
価格	8800円
中古相場
原画	司田カズヒロ、GT(サブ)、ミズタマ(SD原画)
シナリオ	なかひろ
音楽
ボイス	有
FD	有
全年齢版	無
作品あらすじを表示/非表示 幼い頃に住んでいた雲雀ヶ崎に数年ぶりに帰って来た主人公・小河坂 洋は、 子供の頃の引越しで離れ離れとなった幼なじみとそっくりな少女と出会う。 自分の事を死神だという謎の少女“メア”との時間を過ごしつつ、 転入した雲雀ヶ崎学園では、ひょんなことから天体観測を主な活動とする 天クルという名のサークルに入ることになるのだが、部員数が足りないために 正式な部活として認知されず、まともな活動ができていなかった。 れっきとした部活に格上げするために、仲間たちとある作戦に乗り出すのだった。
ヒロイン紹介
no image	南星明日歩(佐本二厘) ヒバリ校の2年生。天体観測愛好サークル （天クル）の副部長。 洋のクラスメイトでもあり、席は隣同士。 明るく元気なムードメーカー。その性格からクラス委員を任されている。 人と話す時に顔を近づける癖があるため、洋はヒヤヒヤさせられることが多い。 ただ、恋に関しては恥ずかしがりな面を見せ、友達のこさめによくからかわれている。 家は喫茶店 『ミルキーウェイ』を経営。星好きが高じて、メニューは星座の神話にちなんでいる。
no image	姫榊こもも(宮沢ゆあな) ヒバリ校の2年生。こさめの双子の姉であり、生徒会役員を務めている。 家は星天宮という名の神社。巫女の姿で境内の打ち水をしていることがある。 気がめっぽう強く、いつも不機嫌そうだが根は生真面目でとても誠実。 自分の名前にコンプレックスを抱いていて、名前で呼ばれると激しく怒る。 星が大嫌い。天クルを目の敵にしており、明日歩とはケンカが絶えない。
no image	姫榊こさめ(楠鈴音) ヒバリ校の2年生。こももの双子の妹で、天クルの部員。 姉のこももと同じく星天宮の巫女を務めている。 こももとは正反対で誰に対しても物腰が柔らかく、 仲間内のフォロー役を務めているが、それがさらに問題を悪化させる場合もしばしば。 友達のからかい役も彼女だったりする。 親戚の雪菜と仲が良く、天クルをサボってばかりの彼女を心配に思っている。
no image	蒼衣鈴(東かりん) ヒバリ校の1年生。 星占いへの造詣が深く、学校にいつもタロットカードを持ち込んでいる。 おとなしい性格だが、口を開くと激しく毒舌。 人を拒絶している節があるものの、妹の鈴葉にだけは優しい態度を取る。 クラスメイトの千波にもあっちいけと言わんばかりに辛く当たるが、 元々めげない性格の千波なので、いつも振り回されてしまっている。
no image	小河坂千波(みなづき蓮) ヒバリ校の1年生。洋の妹で、衣鈴のクラスメイト。 料理を作ると、どんな食材でも黒く仕上げる特技 （？）を持っている。 寝坊したり忘れ物をしたり、 兄の洋よりもだらしないくせに面倒を見ようとするので、いつも失敗に終わってばかり。 普段からマシンガントークだが、 泣かせたり怒らせたりするとさらにマシンガントークになって手がつけられない。 しかし何事にもめげない性格のため、次の瞬間には けろっとしていて拍子抜けしてしまうことも。 それでも洋にとってはかわいい妹で、トラブルメーカーの彼女を陰から見守っている。
no image	メア=S=エフェメラル(杏子御津) マセていてクールぶっているが、本当は泣き虫。 星が大好きで、街の展望台によく出没する。 大きな鎌を持つ自称・死神だが、命を刈るわけではなく、人の悪夢を刈るらしい。 洋が幼少期の引っ越しで離れ離れになった幼なじみとそっくりな顔立ちをしている。 そこに理由があるのか、幼なじみとはどのような関係なのか、メアは決して口にしようとしない。

購入動機　『ランキングで目立っていたので』
オススメ度	お気に度	シナリオ	テキスト	立ち絵	一枚絵	音楽	雰囲気
８/10	９/10	８/10	８/10	８/10	７/10	９/10	８/10
お気に入りキャラ　乙津夢、メア=S=エフェメラル、蒼衣鈴

　ページジャンプ
　１．序
　２．文章全般について
　３．イラストなどについて
　４．音楽、歌などについて
　５．キャラクターについて

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	序
	……はぁ。
	どうしたの、このちゃん。
	あ……主さま。 実はわたし、最近星をながめているのが好きなのですが……って、なんで逃げるんですか！？
	物凄くデジャヴを感じたからですけど！？ またプラネタリウムに行きたいとか言うんでしょう、嫌だよ！
	むー。じゃあ、なにかゲームを貸してください。それっぽいのを。
	このちゃん、毎度毎度そう都合の良い設定のゲームがあるわけ――
	ありますよね？
	はい。
	ふふー。素直でよろしい、です。……ホントにあるとは思いませんでしたけど。
	まあ、星を題材にした作品はそこそこあるからね。
	じゃあ、毎回こんな感じで――
	メタな話はしちゃいけません！
	ひゃう！？　……ごめんなさい。
	はぁ……。じゃあ、取ってくるね。
幕間	ページジャンプへ戻る
	文章全般について
	はい、取って来たよ。
	『星空のメモリア』？
	見たことない？
	ないです。
	じゃあ、ちょっとだけ説明しようか。
	あい、お願いしますっ！
	昔、主人公には好きな女の子がいました。それは恋とは違う『好き』。 どこの誰かは分からなかったけれど、展望台に来ればその女の子はいました。 二人はとっても仲が良くて、星に詳しかった主人公はいつも女の子に星座の話をしていました。
	ふぁ。……いいですねぇ、そういうの。
	でも、そんな二人に別れが訪れます。主人公が、転校してしまうのです。
	…………ひっく。
	泣くの早くない！？
	そういうの、ヤ、です。
	……と言われましても。まあ続きを言うよ。 女の子は、行かないでって泣きわめきます。でも、まだ幼い主人公にはどうする事もできません。 だけど、約束します。 「絶対、戻ってくるよ」 「この街に戻ってくる。だから、お別れじゃない」って。
	……いい主人公です。
	女の子も、約束します。 「この展望台で必ず再会すること！」 「織姫と彦星みたいに離れ離れになっても、最後にはちゃんとふたりは再会すること！」 「そして、再会したらケッコンすること！」 ってね。
	それで、主人公がちゃんと帰ってきてめでたしめでたしですねっ！ ……帰ってきますよね？
	来るよ。そして、その展望台に行く。 だけど、そこにいたのは「当時と同じ見た目の」女の子。
	まあ、そういう需要も考えなきゃですよね。
	…………。 ……「約束を守ってくれてありがとう」。でもそのコトバは、何故だかとても違和感があって。 この物語は、織姫と彦星が再会する話。それは神話よりも厳しくて、でも神話より幸せな物語。
	なんで目をそらしたんですか？
	ナンデモナイデスヨ。 さてこのちゃん、話は大体わかった？
	むー。……よーするに、離れ離れになった二人が再会する話ですよね？
	そうそう。
	でも、それだと今のだけで終わっちゃいませんか？
	今のは始まりだからね。そこにいた女の子は、自分を「悪夢を狩る死神」って言う。 そうして、主人公と女の子の想い出を狩ろうとする。なんでかわかんないけどね。
	……ひっく。
	……今度は何で泣いてるんでしょうか言葉さん。
	だって。想い出を悪夢って、ひどいです。
	まあ、そういうものは表裏一体ってことじゃないかな。 物凄く大切な想い出も、思い出したくも無いトラウマになることだってあるでしょう。
	……そうなっちゃう作品なのですか？
	そうしないようにするための作品なんです。 はい、何か質問はある？
	……んっと。織姫と彦星みたいに再会する話っていうのはわかったのですが、 どうやって再会するのですか？
	それを言っちゃうとネタバレになるから言わないけど、 普段は転校先の学校で入った天文同好会の活動がメインかな。 そこのメンバーと、星を見たり、会員集めをしたりする。 本筋のテーマがさっきのものだとしたら、こっちはそれ以外のテーマだね。
	？　よくわかんないです。
	えーとね。天文同好会にいるメンバーや妹を併せた５人のシナリオを見てから、 さっきの女の子のシナリオに入ることが出来るの。所謂Trueシナリオ扱いだね。 だからTrueでは最初のことがメインテーマだけど、それ以外だとそうでもなくなる。
	それって、想い出が悪夢になるってことですか？
	んー、どうだろ。それぞれのヒロインの悪夢を狩るのは確かだけど。 悪夢は覚えていることが多いけれど、でも夢って、忘れるじゃない？ そういう感覚に近いかもしれない。
	……なんだか、あんまりTrue以外のシナリオをやりたくないです。
	いや、でもほら。見ないとわかんないところとか多いし。設定とか。
	そうなのですか？
	いや、全員が全員そうだという訳じゃないけど。
	矛盾してます！？
	や、まあ確かに全員攻略後じゃないと夢とメア……あ、女の子が夢でそっくりな子がメアね。 彼女達のシナリオに入れないっていうのは、疑問に思ったかな。必ずしも関わっている訳ではないし、 なにより強制するにはヒロイン数が多い。正直飽きる。
	むぅ。じゃあ、どうするべきだったと思うのですか？
	特定のキャラのシナリオ後にするっていうと、良かったのかもね。 全員だと、全員を踏み台にしている感じがするし。 独立したシナリオの良さがあって、夢と同等のヒロインって感じでも良いヒロインだっているのに、 ポジション的にはTrueの前提だから、こう、優劣があるように見えるし。
	条件付きにするべきだったけれど、全員の後じゃなくてもいいってことですか？
	まあ全くそのままその構成にしたらそりゃ不都合はあるよ？ ただなんというかまあ……最初の段階でもう、夢の為にあるようなゲームなんだよ。設定と言い。 でも、そうしておくには勿体ないというか。そこまで関わる訳でもないし、魅力的だし。
	んーっと、中途半端だから、どっちかにして欲しかったってことですよね？
	そうそう。どちらも立てたら、どっちも立たなくなる。はっきりして欲しいよね。
	ホントですよねっ！！
	……何で怒ってるの？
	教えないです。それはともかく、結局面白かったのですか？　これ。
	うん。夢をどう思うか、にも依ると思うけれどボクは面白かったかな。 シナリオは、夢シナリオ視点からすれば離れ離れになった恋人が、 困難を乗り越えて幸せになる過程という感じでボクの好きなテーマだし。 テキストも、モノローグを含めた主人公達のシュールな返しがとっても面白かった。
	しゅーる？
	例えば。このちゃん、ちょっとボクに告白してみて。
	ほぇ！？
	いや、いつも何かしら言ってるじゃない。そんなノリで良いから。
	……いわれてするのは恥ずかしいです。 …………えと。主さま、大好きです！　ずっと、一緒にいてください！
	そうだね、一緒にいられるよう努力する！
	絶対ですか？
	まあ確率的には消費税くらいかな。
	しょーひぜーってなんですか？
	…………そこからか。
	ほぇ？
	いや、何でも無い。 ともかく、全然伝わらなかったけれどそういった場違いなシュールさが絶妙で面白いんだよ。 掛け合いで「えっ！？」っていうような反応を楽しむというか。 因みに消費税は売り物にかけられる税金のこと。
	はぁ。ともかく、テキストが面白かったってことでいいのですよね？
	そうだね。声優さんの力に依るところも大きいと思うけれど、 キャラの行動が可愛くて、読んでて面白かったよ。
	じゃあ、大丈夫ですね。ところで、そのしょーひぜーってどのくらいなのですか？
	５％
	…………うわああああああぁああああああああん！！
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	イラストなどについて
	……そろそろ良いでしょうか。
	あぃ。ごめんなさい。
	うん、あんまり耳元で叫ばないでね。後あくまで例えだから。例え。 さて、それはともかく絵の話に移ろうか。
	目がおっきいですね？
	まあ、そうね。
	あと、主さまが好きそうです。
	うん、どういう意味かな？
	……ふふー。
	笑ってごまかさない。 ……まあイラストに関してはそこまで言う事も無いのだけど、 個人的には立ち絵のが一枚絵よりも好きだったかな。
	そうなのですか？
	うん。立ち絵の方が可愛いって言うか、バランスが良いというか。そんな感じかな。
	ヘタって訳じゃ、ないのですよね？
	うん、別にそういうわけじゃないよ。だからまあ、気にしなくても良いかもね。 崩れているイラストも特にないから、見て気に入ったなら、大丈夫じゃないかな。
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	音楽、歌などについて
	OP『Eternal recurrence』 ED『星の夢～Gathering the stars of love～』『星空のメモリア』
	音楽はどうですか？
	昼と夜でイメージが全然違うかな。 どっちも良い曲なんだけど、星が関係している時はちょっと暗め。
	暗めなのですか？
	んー、暗め……というより、 チャンチャン、チャンチャンって感じなんだけど、こう、出てこないなあ。
	……わかんないです。
	んあー。ピアノ曲が多めではあるんだよ。そしてなんかこう……寂しい？
	さみしい？
	そう、寂しい。分かりあえないような、一方的なような。そんな悲しさや寂しさを孕んでいる感じがする。 だから、切ない曲が多いんだけど、綺麗だよ。
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	キャラクターについて
	キャラクターは、えっと、夢ですか？ ……って、なんで身構えているんですか。
	……いや、どうせロリキャラを選らんで来るんだろうなって思ったから。 でも意外だったな。どうして夢？
	だって、メインなのですよね？　それに、そういう設定好きそうです。
	まあ確かに、夢のために作られたシナリオみたいなものだからね。 でも一番はメアかな。夢も同じくらい好きではあるけど。
	なんでそういう時に限ってそうなのですか！！
	いだっ！　……いや、だって可愛いんだもん。声も、行動も。 シナリオ自体は夢が一番好きなんだけど、キャラ的には、ね。やっぱりメアの方が良いかな。
	むぅ。
	で、惜しいなって思ったのはこの千波。 主人公の妹なんだけど
	じゃあ大人気ですね？
	と、思うでしょ？　それが逆で、凄く不人気。
	ほぇ。なんでですか？
	序盤のひたすら主人公とショートコントを繰り返す展開に飽きる人と、声が嫌って人がいるかな。 ボクは別に嫌いじゃないんだけど、サブの方があっていたかな、というキャラではあると思う。
	サブの方があってるって……どういう感じですか？
	んー、すっごく楽しいし居なきゃ詰まんないって感じだけど、攻略したいとは思わないというか。
	「わたしたち、ずっと友達でいようね」とか「友達以上恋人未満」とか、そういうのですか？
	なにそのバッドエンド。 んー、何て言うのかなあ。凄くゲーム的な見方になっちゃうんだけど、 ヒロインとしてよりもサブで居た方が魅力があった、とか、そんな感じ。
	んぅー……。なんとなく、わかりました。 それじゃあ、他のキャラクターはどうなのですか？
	そうだねぇ。キャラクターとしては、みんな魅力的だと思うよ。嫌いなキャラもいないし。 だけど、この作品はそれを潰している要素がある。それが――
	……夢、ですか。
	そう。最強のヒロイン。夢のために用意されたシナリオ構成、夢のための舞台。 それに負けず劣らず夢は可愛い。だから、他のヒロインからしたら「ずるい」存在。
	…………でも、それがいちばんの幸せなんじゃないですか？
	うん。きっとそれが正解で、それが幸せなんだと思う。ホントに、幸せそうだもん。 この物語は、夢と主人公のためのお話なんだよ。 だけどそれで終わらせるには、ちょっと他が魅力的過ぎたのかな。
	織姫と彦星、ですもんね。
	そう。きちんと再会する為の、いつか叶える物語。 星空のように綺麗で、流れ星みたいに切ない。まあそんな作品だね。
	……主さま。織姫と彦星って、幸せなのですか？
	うん？　どうしたの、いきなり。
	だって、あんまり会えないです。
	んー、会えないから会える幸せ、とかもあると思うけどね。 そりゃあずっと一緒にいる事が出来るならその方が良いだろうけれど。
	むぅ。………………。
	なにしてるの、このちゃん。
	ちょっと、動かして来ます。
	いやいやいやいやいやいやいや。
	主さまも来てくださいっ！
	は？　いや、ちょ、引っ張らないでこのちゃんちょっと待っ
	あれ、何処かに行くの？
	はいっ！　ちょっと、織姫と彦星をくっつけてきます！
	…………いってらっしゃい。気をつけてね。
	はいっ！
	止めてよ！？　ちょっさーやあああああああ！！
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	ひとこと。
	星の寿命的には三日に一回くらい会っている感じらしいね。