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タイトル | ef - the first tale. |
ブランド | minori |
発売日 | 2006年12月22日 |
ジャンル | インタラクティブNVL |
対応OS | Windows98/Me/2000/XP/Vista |
価格 | 6800円 |
中古相場 | |
原画 | 七尾奈留、2C=がろあ |
シナリオ | 御影、鏡遊 |
音楽 | 天門 |
ボイス | 有 |
FD | 有 |
全年齢版 | 有 |
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プロローグ : a beginning of the story “ef - a fairy tale of the two.”
かつて震災と大火に見舞われ、一度は焼け落ちた街――音羽。 そこは現在、ヨーロッパの童話から飛び出してきたような、美しい街並みとして甦っていた。 まるで、忌まわしい災厄の記憶を覆い隠すように……。 クリスマスの夜。 ひとりの青年が音羽の教会を訪れた。 遠い昔に交わした約束を果たすために。 彼を出迎える少女。 共に過ごした時代を穏やかに語りあう2人。 「ずっとふたりで進んでいこうと決めた」 「そのはずだった」 「なのに、俺たちの手は離れ、違う道を歩いてここに来た」 互いが離れていた時間に、なにがあったのか。 2人はそれを確認しあう。 少女は語る――。 「はじまりは……ちょうど1年前のクリスマスの夜」 「扉を開けて入ってきたのは、ひとりの男の子でした」 「どこかあなたに似ていて――ええ、懐かしい匂いがしたんです」 「だから私は思ったのかもしれません」 「ほんの少しだけ、その男の子の物語に関わってみようって」 Chapter1 : 音羽・冬 現役の学生でありながら少女漫画家でもある広野紘。 クリスマスの夜、彼は2人の少女と出会った。 教会で誰かを待ち続けているという謎の女性・雨宮優子。 ひったくりにバックを盗まれ、それを追いかけるために紘の自転車を奪った少女・宮村みやこ。 その冬、紘は学業と作家――現実と夢のどちらを選ぶかという選択に揺れていた。 そんな彼に、学園で再会したみやこが問いかける。 「いっぱい面倒抱えて無茶ばっかりしてるのに、逃げることはできないの?」 なにものにも縛られず、自由に生きるみやこに惹かれていく紘。 しかし、彼を見つめる少女が、もう一人いた。 紘の幼なじみであり、妹のような存在でもある新藤景。 小柄な身体にも関わらずバスケ部のレギュラー選手として活躍する彼女は、 常に顔をあげ、前進し、みやことは別の道を紘に示していた。 他愛ない学園生活のなかで触れあう、1人の少年と2人の少女。 その関係は、やがて恋心へと移り変わってゆくが――その糸はひどくもつれていた。 夢と現実の選択。 2人の少女との関係。 相対する2つの問題に、紘はひとつの答えをだす。 Chapter2 : 音羽・夏 第1章から半年後。 時間の経過がもたらした変化は、新しい人間関係と、新しい物語を生みだした。 冬の結末によって傷を負った“彼女”が、堤京介という少年と出会う。 映研に所属するカメラマンの京介は、普段は飄々とした性格だが―― レンズを通した客観的な視点は、まだ物語が終わっていないことを見逃さなかった。 おとぎ話は終わらない 第1章の物語を経て成長した広野紘や、変わらず教会で人を待つ雨宮優子。 彼らに見守られる中、“彼女”は再び立ち上がる決意を抱く。 青年は、憎悪に満ちた瞳で“少女”に問いかけた。 「……お前は誰だ?」 語られる『ef - a fairy tale of the two.』の真実。 もう1つの夏と冬――終わりの物語。 おとぎ話は続く。 第ニ部『ef - the latter tale.』へと。 |
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ヒロイン紹介 | |
宮村みやこ(赤沢かえで) 容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能と、あらゆる面においてハイスペックを誇る女の子。 しかし周囲には、きまぐれでわがままな性格のほうが認知されている。 なにかに縛られるのが嫌いなタチで、授業を欠席したり早退したりも当たり前。 何事も飽きやすい性格ではあるが―― その分、本当に興味を惹くものを見つけると、思いつきで突撃したり、ちょっかいをかけたりもする。 ムードメーカーにしてトラブルメーカー。 |
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新藤景(桜井美鈴) 一卵性双生児、新藤姉妹の姉。 体育会系。1年にしてバスケ部のレギュラー選手。 勝ち気で、怖いもの知らずで、サディスト。 幼馴染のお兄ちゃんである広野紘の影響で、毒舌かつ、気が高ぶると男言葉になったりもする。 偉そうな割にうっかりさんで、失敗するとすぐに赤面する。 恋愛沙汰も苦手で、占いを気にするタイプだったりもする。 |
購入動機 『OPに度肝を抜かれた』 | |||||||
オススメ度 | お気に度 | シナリオ | テキスト | 立ち絵 | 一枚絵 | 音楽 | 雰囲気 |
9/10 | 10/10 | 7/10 | 7/10 | 10/10 | 10/10 | 10/10 | 10/10 |
お気に入りキャラ | |||||||
点数補正 凌辱が苦手な場合 オススメ度より−2 |
Summary | |
主さま主さま! これやってみたいです! | |
……んー? | |
……主さま? えと、もしかして眠ってましたか? | |
いや、ちょっと本を読んでたらウトウトしちゃっただけだよ……。……んー、で、何? | |
このゲームやってみたいんです! | |
どれ? ……ああ、efかぁ。良いの選んだね | |
面白いんですか? | |
そうだね、面白いよー。……すっごく鬱になるけど | |
う……。で、でも主さまが面白いならやってみます! | |
うん、やって損はしないね。でも、これ上下二作だけど大丈夫? | |
ほぇ? 上下二作ですか? | |
うん。ほら、中に二つ入ってるじゃない。first tale.とlatter tale.の二つ | |
あ、ホントです。えと、これはどっちが先なんですか? | |
このちゃん、今度一緒に英語の勉強しようね | |
どうしたんですか? いきなり | |
……いや、うん。なんでもない | |
? 変な主さまです。それで、どっちからやればいいのですか? | |
first tale.の方からだよ。暇だから一緒にやってみようか? | |
はい! じゃあパソコンの準備しますね! | |
うん、よろしく | |
数十分後 | |
主さま、できました! | |
ん、ありがとう | |
ふふー | |
ところで、何で僕の懐にいるのかな? | |
ダメですか? | |
ダメというか、物凄く恥ずかしい光景だと思うんだけど。 傍から見たら僕が抱きついてるように見えるというか |
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誰も見てないからだいじょーぶです! ……それに、さっき鬱だっていってたじゃないですか。こっちの方が安心するんです |
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ああ、まあ確かにその気持ちはわからなくもないけど……、誰か入ってこないか心配だなぁ | |
さっき入口に『面会謝絶』って書いておいたから問題ないです! | |
なにしてるの!? それじゃ、重度の引きこもりみたいじゃん! | |
気にしちゃダメです! さ、早くはじめましょー! | |
……はいはい | |
数時間後 | |
このちゃん、このちゃん? | |
…………はっ! ……主さま? | |
嗚呼、良かった。全然反応がなかったからさ。寝てたの? | |
いえ、ちょっと呆然としてました…… | |
そんなに凄かった? | |
はい! 早くレターやりましょうよ! | |
ラターね、latter。そんなにシナリオ良かったかな? | |
よかったです! 主さまはそんなに好きじゃないんですか? このシナリオ | |
や、好きだけどね。物足りないって言うんじゃないかと思った | |
そんなことないですよ? すっごくいいお話だったと思います | |
因みに、続きは二年後って言われたら? | |
え……。たぶん、怒ると思います。待ちきれなくて | |
まあそうだよね。実際にこれが出てから二年後にlatter tale.が出たんだけど | |
……みなさん、よく我慢できましたね | |
その反発か、この作品は結構酷評されているのよね。物足りないって | |
ああ、だからさっきそう聞いたのですね? | |
うん、そう。実際僕もfirst tale.だけだとそんなに評価してないんだ。 シナリオ的にも、三角関係を解決して終わり、だしね。伏線とか全部未回収で。 続きが出るってわかっていれば評価出来るけど、単体としては評価し辛いんだよ。 |
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……たしかに、わたしもレターがあるってわかってるから面白かったんだと思います | |
そうでしょ? だからこの作品は二つで一つの作品として評価しないとね。 あとレターじゃなくてラターね。 |
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はい! じゃあ、さっそく続きをやりましょー! | |
ちょっと待った | |
……なんですか? | |
先にご飯食べよう。お腹空いたよ | |
latter tale.に続く | |