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タイトル | あした出逢った少女 |
ブランド | MOONSTONE ![]() |
発売日 | 2003年05月30日 |
ジャンル | ノベル |
対応OS | Windows98/Me/XP |
価格 | 8800円 |
中古相場 | ゲーム博物館(仮)へ |
原画 | 青桐静、みずきほたる、鷹乃みすづ |
シナリオ | 呉 |
音楽 | たくまる |
ボイス | 有 |
FD | 無 |
全年齢版 | 無 |
作品あらすじを表示/非表示
夏。
近くにカルデラ湖を控え、自然に囲まれた田舎の村──「高千穂」(たかちほ)村。 その高千穂村において、主人公は、ぼんやりと空を見上げていた自分に気付く。 ──記憶喪失。 過去に関する記憶が失われてしまっていた。 奇妙な事に、昼間だというのに、空が、夕暮れと日の出を合わせたような、 おかしな色に見えた。 従姉だという女性に連れられ、主人公は、「橘高」家にて居候する事になる。 その家には、美しい4人の姉妹が居た。 ひとときの、穏やかな日常。 ──やがて、悲しい事件が幕を開けた。 |
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ヒロイン紹介 | |
no image | 橘高早苗(草柳順子) 橘高家の長女。 厳しい面もあるが、基本的には気さくな性格。 お姉さんの割には、子どもっぽさを感じさせる部分もあり。 飲めないくせに酒が好きで、酔うと、お説教に入る癖がある。 運転免許を持っているが、その腕前はあまりよろしくない。 若くして病院の経営者。そのため、なかなか苦労も多いらしい |
no image | 橘高冬香(一色ヒカル) 橘高家の次女。 あまり感情を表に現さず、物静かで、一見すると暗い。 が、それは表面だけの事で、内面においては 他の人と変わらない、感情の動きを持っている。 見えないところで、思いやりを発揮するタイプ。 趣味は小説を書く事。 一家の食事は、彼女が全て用意している。 今は夏休みだが、近くの大学に通う学生である。 |
no image | 橘高倫(須本綾奈) 橘高家の三女。 何故か主人公に突っかかってくるが、その理由は分からない。 だが、倫が時折見せる表情は、必ずしも主人公を嫌ってはいない事を物語っている。 元気はあるのだが、その反面、実行力に乏しく、周りに引きずられてしまう事も多い。 あまり成長しない胸を、密かに悩んでいる。 田沼町にある学園に通う学生。 |
no image | 橘高美里(乃田あす実) 橘高家の四女。 良い子。 家族の和を大事にし、いついかなる時も、気配りを忘れない。 そういう意味では、苦労性。 主人公にも素直な好意を寄せており、“お兄ちゃん”などと呼んでくる。 倫と同じ学園に通う学生。 多くの男子学生から、異性として好かれている彼女だが、 本人は、そういうのはまだまだ早いと考えている |
購入動機 『以前から気になっており』 | |||||||
オススメ度 | お気に度 | シナリオ | テキスト | 立ち絵 | 一枚絵 | 音楽 | 雰囲気 |
5/10 | 6/10 | 5/10 | 7/10 | 7/10 | 6/10 | 7/10 | 6/10 |
お気に入りキャラ 橘高美里 |
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序 |
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主さま主さま、これやりたいです。 |
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……うん、やればいいんじゃない? |
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……。 |
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……? |
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…………主さま冷たいです。 |
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どこが!? そうとしか答えようがないじゃん!! |
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そこは、一緒にやろうっていって場所を開けてくれるとか、おもむろに感想をいってくれる場面です。 |
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……いや、前者は置いておいて後者なんて時として迷惑でしょう。 |
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迷惑じゃないです。 |
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……さいですか。それじゃあ、話せば良いの? |
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ダメです。 |
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ダメなの!? |
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いえ、話していただくのはいいのですけど、もっと自発的な感じがいいです。 |
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……めんど……くさくないですはい。 ええと、それじゃあ説明させてください。 |
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……なにかこう、足らない感じがします。 |
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お姫様。 |
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まーべらすっ! |
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文章全般について |
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……で、何持ってきたんだっけ? |
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あ、はい。これです。 |
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……また説明の難しいものを。 |
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ほぇ、そうなのですか? |
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んー、基本的にミステリー的な作品は説明難しいよね。どういう作品かが分かる事自体を楽しむ訳だし。 |
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むぅ。それじゃー、聞いても楽しめる程度に教えてください。 |
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さらっと滅茶苦茶難しい要求しますね……。 ええと、まず主人公は記憶喪失です。 |
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……なんか多くないですか、最近。 |
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毎度このちゃんが持ってくるんですけどね……。ま、こういうゲームにはありがちな設定の一つだよ。 |
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はぁ。それで、場所は病院ですか? 樹海ですか? |
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普通の田舎道。漠然と夢を見ていたと思ったらいつの間にか道端に立っていて、よくよく考えてみると記憶が無かったの。 |
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……いちばんこわいパターンですね、それ。状況から原因が探れないなんて。 |
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そうだね。で、探しに来たっていう親戚のお姉さんに連れて帰ってもらう。有体に言えば主人公には年上の双子姉妹、年下の双子姉妹の親戚が居て、その家、橘高家に夏休みの避暑に来ていた、らしい。 |
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……さらっといいましたけど、既に四人も好感度が高いヒロインが出てきた気がします。 |
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……ま、まあそうだけどそこは取りあえず置いておいて。 記憶が無いから何とも実感が湧かないのだけど、橘高家で暮らしているうちに思い出すだろうと自分の荷物らしい鞄を探ってみたら、底に何故か拳銃が。 |
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大自然の中でサバイバルゲームでもするつもりだったのでしょうか。 |
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一人で、しかも拳銃でサバゲーはちょっと無いかな……。 ま、それには主人公も驚くんだけど、主人公にはそれよりも気になることがあった。それは―― |
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……それは? |
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――先程から空が赤紫に見えていること。 |
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……色覚異常なだけじゃないですか? |
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だったら元々の色が青だって知らないでしょう。おかしいって感じたってことはおかしいんだよ。 |
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そういえばそうです。 |
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とまあ、それが導入かな。 |
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……やっぱりいまいちわかんないですね。ざっくり展開を教えてくれませんか? |
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この後町に殺人鬼が出てきて巻き込まれます。 |
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……聞かなきゃよかったです。 |
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まあそこがメインだからなあ。巻き込まれて、その謎を追うというか犯人を探す。 |
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はぁ。それで、面白かったですか? |
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そうだねぇ。一言で言えば、空想の中で空想を見ているような感じがした。 |
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なんですかそれ。 |
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現実的ではないけれど、物語として読むならあり得ても良い展開ってあるじゃない? |
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まあ、ありますけど。といいますか、大体そうですけど。 |
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その中でも更に空想的なのがこの作品なんだよ。「そういう設定なら有り得なくもないけれど、でも机上の空論にしか思えない」っていう感じ。 |
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……他のも大体そんな感じだと思いますけど。 |
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いや、例えば学園ものなんかは元々フィクションをフィクションとして楽しむものでしょう? でもミステリー要素のあるものは、フィクションであるという設定を受け入れつつも展開にはある種の論理性といったリアリティを求めていると思うんだよね。いきなり作品世界でしか通用しない論理、なんてものが登場したら興醒めでしょう? |
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……まあ、それもそうですね。読んでいるのはわたしたち現実側の人たちなわけですし。 |
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そうそう、そういうこと。 この作品は、辻褄はあっているけれど実行するのは不可能なことを特に説明も無くやってのける。発想と言うか枠組みは面白いのだけど、それもこの作品が発売するより7年も前に発売した『痕』のオマージュと言えるものだし、せっかく参考にしたのならもうちょっとアレンジに工夫して欲しかったよね。 |
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……『痕』みたいっていうのはいいのですか? |
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良いんだよ。そういう風にして文化は成長していくんだから。 |
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はぁ。えっと、他にはなにかありましたか? |
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他かあ。そういえばこの作品は面白い進み方をするんだよ。 |
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面白い? |
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そ。さっきも言ったように主人公は空が赤く見える。でも、場面が切り替わると空が青く見える。 |
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……はい? |
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んっとね。赤く見えるのは現在で、青く見えるのは過去なの。それは画面から確認できるんだけど、何故か過去と現在で同じ展開の物語を交互に見ていく、という進み方をするの。 |
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それは…………どういうことですか? |
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いや、その謎を解明するのも目的の一つだから。 |
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はぁ。ってことは同じ話を二回見なきゃいけないのですか? |
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ああ、違う違う。交互に見るの。現在と過去が切り替わっても一つの話のように続いていく。 例えば、二冊の本を偶数ページと奇数ページだけそれぞれ切り取って、それらを合わせて一つの本にしたような感じかな。片方の本が現在で、もう片方の本が過去だとして。 |
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……わかりにくい以前に、意味がわからないのですけど。それは成功だったのですか? |
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……試みとしては面白かったよね。 |
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失敗じゃないですか! |
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いや、うん。そうね。何を間違えたんだろうね。多分右クリックすれば過去と現在が一目で分かるような優しさが問題だったと思うんだけど。過去・現在っていうのすら知らなければそれなりに楽しめたはずなんだけどね。その情報だけ先行してしまって、なんかいまいち入り込めなかった。 |
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……もう。そーゆーダメなところじゃなくって、もっといいところを教えてください。 |
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良いところかあ。……そうだなあ。ええと。ふ、雰囲気がそれなりに出てるっていうか。 |
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ほめるところがない時の定型句じゃないですか、それ。 |
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あーうー、確かにミステリー的で答えが気になるという以外の魅力って少ないのかも。発想は面白かったんだけどね。もうちょっと煮詰めて欲しかった作品だったかな。 |
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イラストなどについて |
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そういえば何でこれやろうと思ったの? |
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へ? なんとなく、見た目が気になったからですけど。ちょっとシリアスで静かそうな雰囲気かなって。 |
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なるほどねえ。 |
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そういえば絵も気になった要素の一つですけど、どうでしたか? |
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可愛らしいよね。パッケージは。 |
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です。 |
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……とまあそんな感じなんだけど |
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どんな感じですか。もうちょっと真面目にいってください。 |
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パッケージとかOPに出てくる絵は可愛らしいけど実際はそうでもない絵が多い。 |
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詐欺じゃないですか、それ。 |
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そこまでじゃないけど……まあ期待すると失敗するね。特に年下の方の双子は、言われないと双子ってわからないし。パッケージだとそんなこと無いのにね。 |
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音楽、歌などについて |
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主題歌『夏の羽音』 |
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音楽はBGMよりも歌が印象に残っているなあ。 |
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ほぇー。どんな感じですか? |
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どんな……そうね、暗い曲じゃないんだけど、切ない。情熱的って言うか、思いが伝わってくるって言うか。 |
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……聴いてみた方が早そうです。んっと、じゃあこの歌だけなのですね? |
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後はこの歌のBGMアレンジも良いね。タイトルで流れるんだけど、こっちの方が切ないって雰囲気は伝わってくるかも。まあアレンジって言っても他にもあるし、全体としての曲数は少ないから作品的にもこの歌推しなんだろうね。 |
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キャラクターについて |
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キャラクターはこの……やっぱりいいです。 |
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あれ謙虚。 |
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だって、さっきから聞いているとキャラクターも微妙そうなんですもん。そんなロリキャラ主さまにふさわしくないです。 |
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結果だけ聞いておけば良かった……。あのですね、相応しいとかそういう問題じゃなくて |
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でもまあ取り敢えず聞いておこうと思います。どうでしたか? |
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このちゃんは人に聞く前に自分が聞くことを覚えるべきじゃないでしょうか……。 |
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う? |
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……まあいいや。ええと、キャラクターだっけ? 四姉妹は最初から主人公に好意を持っているし、悪い印象は無いけど、まあそれだけだよね。そのキャラクター特有の魅力が無い。場合によってゴミみたいな扱いだし。 |
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ご、ごみ? |
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ゴミと言うか……冷めてるなあって言うか。魅力が分かる前にモブのように使い捨てにされるからそもそも個々との交流が少ない。ストーリが面白かったらまあ赦せるのかもしれないけれど、さっき言った通りだからキャラクター性を切り捨てたのは失敗だったね。 |
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……はぁ。可愛いと思ったのに。 |
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いや、可愛くなくはないよ? 寧ろ可愛い。けど個別が無いに等しいし、絶対に魅力を生かしきれてないと思うんだよね。おまけに、ヒロインだけど結構容赦無い展開があるからヒロインって何だろうねって気分になる。 |
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……………………はぁ。 |
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……ま、まあ気を落とさずに。決して悪い作品ではないからさ。 |
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……ります |
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は? |
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わたしこの作品やります! |
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えええええええええええええ!? ここまでこのちゃんに合わなさそうな雰囲気なのにやるの!? |
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主さまと一緒に。 |
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……え? |
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さー主さま、そこを開けてください。 |
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いや、いやいやいや、急過ぎない!? |
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お姫様ってそういうものです。 |
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それって無理矢理言わせ |
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自発的ですよね? |
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……はい、お姫様。 |
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ふふー。くるしゅーない、ですっ! |
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ひとこと。 |
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