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タイトル | 魔女っ娘ア・ラ・モード |
ブランド | F&C FC01 |
発売日 | 2003年8月29日 |
DVD EDITION 2005年4月28日 | |
ジャンル | ADV |
対応OS | Windows98/Me/2000/XP |
価格 | 8,800円 |
中古相場 | |
原画 | こつえー、江森美沙樹、魚、ちこたむ |
シナリオ | 宮村優、内藤隼人、定池真実、時祭来夢 |
音楽 | |
ボイス | 有 |
FD | 無 |
全年齢版 | 有 |
作品あらすじを表示/非表示
ここより遥か遠く、魔法の息づく不思議な世界。
「火の揺らめき」「大地の囁き」「水の波動」「風の歌」…… これら自然の営みは、それぞれの属性を司る精霊の仕業だということを……強く感じることができる人々の世界。 そしてここ、“ミント王国”と呼ばれる常春の平和な国では“精霊を感じる感覚”を磨きあげ、「魔法」の力を育むのが子供たちの当たり前の習わしだ。 そして、系統的に魔法を学ぶために進学する学園の一つが、この物語の舞台となる「国立トゥインクルアカデミー」。 王国一の教育機関と呼び名の高い全寮制魔法学園だ。 主人公であるアタナは、アカデミーの2年生。 まさに思春期真っ只中のお年頃の男の子。 少しずつ大人の魅力が芽吹いてきた異性に、胸が高鳴っても仕方がない時期。 そんな時に、今度の期末試験を「二人ひと組のペア」で行うことが知らされる。 ――「やっぱり、どうせペアを組なら可愛い女の子がいいよな。そうだ、どうせだからそのペアの女の子とラブラブな関係になれるようにお互い頑張ろう」 ……と、悪友が主人公に持ちかけた。 こうして、恋に試験に大忙しの物語が幕を開けた! |
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ヒロイン紹介 | |
シルビア・アイゼット(カンザキカナリ) 勝ち気で姉御肌、面倒見がよくて計画的。 人をグイグイ引っ張っていくタイプ。 主人公に対してそれらはひときわ強く、とにかく放っておけない女の子。 主人公とエレーネの幼なじみ、密かに主人公に恋心を抱いているが、今更なんと言っていいのやらという気持ちと、素直になれないでいる部分があるため、もっか片思い中。 エレーネが主人公に気があるのを知っており、それも悩みの種の1つになっている。 |
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エレーネ・シルバーナ(一色ヒカル) 優しくて慈愛に満ちている聖母のような心の持ち主。 争いごとを好まない平和主義者で、誰かとなにかを競ったりすることを苦手とする。 とてもお淑やかで控え目な性格だが人の輪に飛び込めないようなおとない子とは異なる。 基本的に性格は明るく、人の話をキチンと聞いた上で自分の意見を述べる。 自分をシッカリと持った優等生タイプ。しかし、少々鈍くてドジ。 基本的に可愛らしい性格をしていて多少夢見がちな部分を持ち合わせている。 主人公とシルビアの幼なじみ、密かに主人公に恋心を抱いてるが、シルビアの存在を気にし言い出せずにいる。 次期女王候補の1人で魔力のキャパシティーが恐ろしく高く、 魔女見習いでありながらそれだけなら賢者をも軽く凌ぐ。 とにかく誰からも愛される学園のアイドルでありカリスマの固まりのような女の子。 |
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ナナ(春野かえる) 子供のように純粋で素直な好奇心いっぱいなホムンクルスの女のコ。 性に対する知識が疎いため、パンツはもとより、裸を見られても全然恥ずかしいとは思わない。 ご主人様に忠実な犬のような性格で、何かと面倒を見てくれる主人公に特別な好意を持つ。 主人公との触れ合いを通して、女のコらしい恥じらいを感じるようになっていく。 錬金術によって生み出されたホムンクルス7号、略して『ナナ』。 精霊の存在を感じる力がないため、魔法は使えない。 生まれてから学園にやってくるまで、研究所以外の場所で過ごしたことがないため、魔法が使えなくても不便を感じることがなかった。 しかし、外の世界で少しの間だけ生活することになり、しばしば魔法が使えないことによる不便さを感じることになる。 |
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リディア・アーセナル(草柳順子) 興味のないことには、とことん無反応な、少しクールで冷たい感じのする女の子であるが、実は恥ずかしがり屋。 特別な才能があるわけではなく、魔法力に関しては至って普通な少女。 だが、己の持てる魔法力を計算し効果的に使うことに長けているため、自分よりも魔法力が強い相手と勝負をしたとしても引けをとらない。 頭脳派で効率よくたち振る舞える優等生タイプ。 そんな彼女には一つの夢がある。 それは、魔法の国一番の治癒魔法使いになることである。 その夢を実現するための努力は常に怠らず、こと、薬や治癒魔法に関する知識はズバ抜けている。 基本的に研究一筋で、異性に対しては興味がない。 |
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ミルキー・ミルコック(大野まりな) 超内気。すぐ泣く。極度のマイナス思考。 人と話すことが苦手で、特に男性の前だと、顔が真っ赤になってしまい、まともに話ができない。 でも本当はとっても優しい子。 水と土属性の魔法が得意で、植物や動物と戯れることが大好き。 戯れている時は、普通に可愛い1つ下の学年の女のコ。 ゴーレムに襲われているところを助けてもらったことがキッカケで主人公のことが好きになり、でも恥ずかしくて話しかけられないので、ストーカーのごとく、いつも遠くからこっそり見つめている。 そんな彼女の恋が実る日は来るのだろうか? |
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ホルン・スティープル(果林) ※DVD版追加キャラクター 明るくアクティブ、行動を縛られることを嫌うタイプ。 頭の回転が速く、成績もかなりいい方。 多少ワガママでテンション高めなところはありますが、意志が強く、人のことを思いやれる優しいところがある。 主人公に対してだけ、かなり押しが強く小悪魔的な振る舞いに。 |
購入動機 『こつえー買い』 | |||||||
オススメ度 | お気に度 | シナリオ | テキスト | 立ち絵 | 一枚絵 | 音楽 | 雰囲気 |
7/10 | 7/10 | 6/10 | 7/10 | 9/10 | 9/10 | 6/10 | 8/10 |
お気に入りキャラ シルビア、エレーネ |
序 | |
ふぁいあー! | |
……。 | |
ふぁいあーっ! | |
……何してるのこのちゃん。 | |
ほぇ? ちょっと、魔法が使えるようにならないかと思いまして。 | |
……うん、そっか。無理だとは思うけど万が一があるから屋内でやるのやめようね。 | |
むー……。なんでできないのでしょう。 | |
いや、そもそも何で突然出来る可能性を感じちゃ | |
MPが足りないのでしょうか。 | |
今日ちょっと飛ばしすぎじゃない!? 話聞いて! | |
なんですか? | |
いいですか言葉さん。魔法は物語の中だけの存在なんです。 | |
でも主さま、色々できますよね? | |
それは魔法とはまた別なの。努力如何の問題でもないし。 | |
むー。そんなのつまんないです。 | |
そういう欲求を満たすためにゲームなんかがあると思うんだけど……そもそもなんで魔法が使いたいの。 | |
だって、便利です。 | |
便利ねえ。でも魔法が使えなくて困る事って無いでしょう? | |
……まあそうですけど。 | |
ふむ。じゃあこのちゃんにこのゲームを処方しましょう。 | |
なんですか? | |
魔法がない生活が考えられない世界での、ちょっとしたお話。 | |
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文章全般について | |
魔法がない生活が考えられない……ということは魔法で満ちあふれた世界!? | |
そうね。 | |
そうです、そーいうのを待ってたんです! どんなお話なのですか? | |
んー……どんなお話、よりもまずはどんな世界設定なのか、から話そうか。良い? | |
ほぇ? まーどちらでもいいですけど。 | |
ありがと。じゃあ説明するね。 主人公の住む世界は「ミント王国」という魔法国家。世界中で人類はこの国にしかいなくて、皆は精霊の力を借りて起こせる魔法を駆使して文明を発達させてきた。 |
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……なんでミント王国にしか人がいないってわかるのですか? | |
ミント王国は、魔物から逃れてきた世界中の人々がミントという大魔法使いを君主として建国した国なんだ。ミントは王国外から魔物が来ないように結界を張り、外界と行き来が出来ないようにした。それから遥かな年月の間、少しの例外を除けば一切外界とは接触していない。そんな魔物で満ちあふれている外界に人はいないだろうというわけ。 | |
……なんか釈然としないです。全部調べたわけじゃないのに断定していいのでしょうか。 | |
まあ、確かに憶測に過ぎないとも言えるけれどね。 続けるよ。ミント王国民は力の差はあるけれど皆精霊の加護を受けて魔法を使用することが出来る。火が欲しければファイア、電気が欲しければサンダーと言った具合にね。それ以外にも調合で薬を作ったり、箒を使って空を飛ぶことだって出来る。 それは人に限った話じゃなくて、動物にも魔法を使える種族が存在する。使えない種族もいるけどね。 |
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そうそう、そういう世界を待っていたのです。いーですねぇ。 | |
……まあそれは置いておいて。 魔法が使える、つまり精霊の力を得ることが出来る種族というのは、出来ない種族に比べて老いにくいという性質がある。 例えばこの世界の人間の平均寿命は約300年。20歳で成人してからは150歳くらいまで若さを保ち続け、次第に老ける。ただし、それは精霊から得られる力に比例するから、超強力な魔法使いは遥かに長命だし見た目も変わらない。精霊の力を得ていれば得ているほど子供が出来にくいという副作用があるらしいけどね。 |
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…………それはなんか微妙です。 | |
え、どうして? | |
なんというか、えっちな雰囲気がします。 | |
まあ確かに、こういう作品に適した設定だとは思うけど。 はい、まあ設定はこんなもんかな。何か質問は? |
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んっと、そのミント女王ってまだいるのですか? それだけすごい人なら生きていそうですけど。 |
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故人だね。確かに非常に長命で見た目も全く変わらなかったらしいけれど、役目を果たしたということで自害したらしい。 今は女王に就くのはその国で最も魔法力が優れた人で、任期は50年間。その職務には内政以外にも結界の管理なんてものも含まれてる。後で言うけれど、主人公の幼馴染はこの女王候補なんだ。 |
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……むぅ。 | |
……どったの? | |
いえ、なんでもないです。 それにしても、すごく深いところまで設定が練り込まれていそうですね? |
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へ? なんで? | |
……なんとなくですけど、明るい世界にほんの少しだけ、暗いところが見え隠れしている気がします。 | |
……ふむ。 | |
まーそれはいいです。それで、そんな作り込まれた世界で主人公たちはどんな冒険をするのですか? | |
期末試験に合格するためにペアを組んでもらう女の子の好感度をひたすら上げます。 | |
……はい? | |
だから、主人公の通う魔法学校の期末試験が二人一組で行うもので、主人公とその悪友はそれを利用してどっちが先に彼女を作ることが出来るか競争を――なに打ちひしがれてるの、このちゃん。 | |
……いえ、ちょっと、真面目に考えていた自分がはずかしくなったといいますか。 この世界観から垣間見えた冒険の旅とかそういうのはないのですか? |
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まあ、調合の材料を取りに行ったりはするよね。 | |
……面白かったのですか? これ。 | |
面白いと思わなかった作品を薦めないでしょう。 | |
それはそうですけど、じゃあどこがよかったのですか? | |
そうだなあ。まず何よりも今説明をした世界観がいいよね。 このちゃんが指摘した通り、この世界は明るい面ばかりじゃない。それを思わせてくれる描写が世界を深いものにしているし、想像をかきたたせるじゃない。 |
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むぅ、それはそうですけど。でもそれだけで……? | |
まあ、このちゃんには説明をしただけだからね。作品内ではもっと説明される部分もあるし、直接的に言われていないけれど考えられることもある。 | |
はー。たとえばどんなのがあるのですか? | |
例えば……程度の差はあるけどみんな魔法を使えるって言ったでしょ? | |
はい。 | |
じゃあ、突然変異で使えない人が出てきたら? つまり、魔法が使えない社会になったら? | |
それは……便利じゃなくなります。 | |
そうじゃないんだよ。この世界の人は魔法以外に火も電気も起こす術を知らない。当たり前にあるという前提で成り立っている文明なんだ。つまり、使えなくなった瞬間に文明は瓦解する。 | |
……むぅ。 | |
それに、さっきこのちゃんも言っていたように結界の外の事にしろ何にしろ、全て「そう言われているから」当たり前になっているんだよね。そんなのは常識、当たり前。だけど誰もそれを証明することは出来ない。 | |
……なんといいますか、純粋? な人たちなんですね。 | |
純粋というか……当たり前の物を当たり前としか思わないんだよね。それ以上の思考が存在しない。これくらいの文明の国民っていうのはそういうものかもしれないし、見方によっては居心地の良い世界かもしれない。けど | |
……それだけで終わらせるような世界観じゃないってことですか。 | |
そう。この世界には暗い部分が確かに存在していて、だけどそれを明確につかむことは出来ない。そういった明確に描写されないことや、なにかの布石になっているんじゃないかってことがこの作品には沢山散りばめられていて、とてもわくわくするんだ。 | |
なるほどっ! そういわれると楽しそうな気がしてきました。 ……でも、お話自体は女の子とお話するだけなのですよね? でも面白かったのですか? |
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そういう世界で生活をするということ自体が楽しいというのもあるんだけど、やっぱり少しずつ世界の黒い面が仄めかされているというのが楽しいね。 何も考えなければただ女の子と仲良くなるだけっていうほんわかした作品なんだけど、それだけにとどめない余地があるというのが良い。 |
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はー。なんだかそれだけで持っているような感じですねえ。 これでもしも舞台が現代で魔法もなにもなかったらどうだったのでしょうね。 |
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んー、キャラクターそのものの魅力も大きいから詰まらないということは無いだろうけれど、それだとやっぱり薄っぺらく感じちゃうよね。 やっぱり、この世界観があるからこそ成り立っている作品だと思うし、それを楽しむべき作品だとも思うな。 |
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イラストなどについて | |
イラストは言わずもがな、こつえー、ちこたむ、魚の豪華ラインナップ。これがためにプレーしたと言っても過言じゃないよね。 | |
たった今世界観がどうのっていってませんでしたか主さま。 | |
それはそれ、これはこれ。 しかしまー、当時のF&Cは輝いていたね。今をときめく一流イラストレーターがみんなこのブランドにいた。 |
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はぁ。……でもこれ、そんなに感激するほど素晴らしいですか? | |
確かにまだイラストレーターとして未完成という感じの絵柄ではあるね。こつえーだけは飛びぬけている気もするけど。 | |
ですよね? それになんとなくぼやっとしている感じがします。 | |
それはまあ、F&Cの特徴だからなあ。『Canvas』なんかもそうだし、それについては好みの問題だね。 何にせよ、当時としては段違いのクオリティではあったし、僕としては数少ないこつえー作品として刻み込みたいね。 |
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ほぇ? こんなに上手なのに少ないのですか? | |
……いや、上手いからこそ一般の挿絵やゲームの方に流れていってしまったというか。 | |
……あー。 | |
ま、そういうわけで思い入れがある作品なんですよ。ちこたむ、魚なんかはまだ一線で活躍しているけれどやっぱりいなくなってしまうのは寂しいよねえ。 | |
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音楽、歌などについて | |
OP『Nostalgia(CD版)』 ED『Adolescence』 | |
音楽に関しては割と本気で言うことがないんだよなあ。 | |
なんでですか? | |
そもそもの曲数が少ないというのと、特筆して良い曲というのが無い。 | |
……で、でも悪くはないのですよね。 | |
んー、まあ悪くはないよ。主題歌が何でアレ? っていう気分ではあるけど。 | |
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キャラクターについて | |
で、話そのものは世界観に依存する面白さだから、それを楽しいと思えるかどうかはやっぱりヒロイン次第なわけですよ言葉さん。 | |
所詮顔ですか。 | |
そういうわけじゃないですよ!? | |
でも、今までのお話を聞いているとそんな感じがします。 | |
うーん、確かにこの作品の売りがイラストに偏っているという感じは否めないけれど、どれだけ外見が良くっても可愛くない子っていうのは少なからず存在するし、そんな作品はたくさん知っているからなあ。 | |
じゃー、この作品の子たちはいい子なのですか? | |
良い子っていうか……言動から悪意というものを感じない子たちだね。世界観の影には黒いものを感じるけれど、彼女たちにはそれを感じない。だからそのコントラストが美しく思えるのかも。 | |
……どういうことですか? | |
悪い言い方をすれば単純なんだよね。キャラクター性がなんというか、ふわっとしていてあまり個性を見いだせない。確かに楽しいし優しいし、可愛いんだけど、それだけなんだよ。 | |
それってダメなんじゃないですか。 | |
でも、この世界に配置するのはそういうキャラクターじゃなきゃダメだと思うんだ。 あくまで彼女たちはこの作品の膨大で深遠な世界観の、ひとりのキャラクターに過ぎない。世界は主人公たちを中心に回っている訳ではない。あくまで、ある場所の日常を切り取っただけ。世界観に魅力を置くなら、こういうキャラクター設定で正解なんだと思うよ。 |
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むぅ……なんとなく納得いきません。 | |
ほう? | |
だって、こういうゲームってどんなにお話がよくっても最終的にはキャラクターが魅力的かどうかだと思うんです。世界観を大事にしてそれを薄くしちゃったら、本末転倒です。 | |
んー。 決してキャラクターに魅力が無いわけじゃないんだ。寧ろ魅力的と言って良い。ただし、濃くはない。僕はそういうバランスの作品があっても良いと思うけどね。 |
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むー、そうですか。 ところでキャラクターが魅力的って、どれが主さまのお気に入りなのですか? |
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そうだなあ。シルビアとか。 | |
ほぇ、主さまにしては珍しい見た目をしてます。どんな子なのですか? | |
ちょっとぶっきらぼうなボクっ子。最高ですよね、そういうボクっ子。 近頃はなんか変な属性と抱き合わせにされていることが多くてこういう純粋なキャラは稀だから、本当にうれしい。 |
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そ、そうですか。 わた……ボクはてっきりこっちの黒髪が好きなのかと |
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単純なキャラを批判しておいて単純な行動を取るのはどうかと思うんですよ言葉さん。 その黒髪の子、リディアも大変好みなんだけど、ちょっとね。 |
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ちょっと? | |
やっぱり嘘をついて肉体関係に持ちこんだり、誕生日に自分の血液が入ったものをプレゼントするのはどうかと思うんですよ。 | |
どこが純粋で無個性なのですか!? | |
いや、何が怖いってその行動が、恥ずかしがり屋の乙女が取る純粋な行動として描かれている辺りだよね。色々段階を踏んでいるなら有りかもしれないけど、唐突にやられるとちょっと。 | |
はー、すごい純愛もあったものですねぇ。 …………。 |
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やらないでね? | |
ふぁ!? や、やらないですよもちろん! | |
まあ取り敢えず作品についてはそんな感じで、魔法が使えるのも考えものって分かった? | |
魔法がないから努力して文明が発達したってことですか? | |
そういうこと。出来ないことがあれば出来るようになるために努力をするでしょ、火を熾すにはどうすればいいのか、とか。理論がわからないけど最初から全部揃った状態っていうのは、確かに便利だけど、それが失われた時が怖いよね。 | |
理解できていないけれど使える力……たしかにそうですね。 でもわたしは魔法を使えるようになることをあきらめません! |
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えっ。 | |
なぜならそっちの方が夢があって楽しそうだからです! せーの、うぃんど!(ブワッ) |
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…………。 | |
……………………みました? | |
……よ、良かったねえこのちゃん魔法使えて! これで君も晴れて魔女っ娘に――ねぇちょっと待ってその鈍器どこから出したのねえちょっとま |
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ひとこと。 | |
選択肢が多くてシビアだという点と、OSによっては音楽が鳴らないという点が注意かな。 | |