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タイトル | ToHeart2 DX PLUS |
ブランド | AQUAPLUS |
発売日 | 2011年09月22日 |
ジャンル | ADV |
対応OS | −(PS3) |
価格 | 初回限定版 11,500円 |
通常版 7,980円 | |
中古相場 | |
原画 | みつみ美里、甘露樹、なかむらたけし、カワタヒサシ |
シナリオ | 三宅章介、菅宗光、まるいたけし、枕流 |
音楽 | 松岡純也、石川真也、下川直哉、中上和英、衣笠道雄 |
ボイス | 有 |
FD | −(同梱) |
全年齢版 | − |
参考 ToHeart2 XRATEDレビュー | |
ヒロイン紹介(追加のみ) | |
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羽根崎美緒(斎藤千和) 確かに存在しているのだが、誰も名前を思い出せないクラスメート。 まるで、教室のざしきわらし。 彼女はなぜ、いつからそこにいるのか。 そして、いつまでそうしているのか。 彼女には何らかの思惑があるようだが、眼鏡の奥にある表情をうかがい知ることはできない。 |
購入動機 『ファンなので』 | |||||||
オススメ度 | お気に度 | シナリオ | テキスト | 立ち絵 | 一枚絵 | 音楽 | 雰囲気 |
9/10 | 10/10 | 7/10 | 9/10 | 10/10 | 10/10 | 9/10 | 10/10 |
お気に入りキャラ |
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序 |
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あれ、主さま。テレビの前にいるなんて珍しいですね。 |
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えー? そうかな。 |
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ですです。いっつもパソコンの前にいるのに。なにをしているのですか? |
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ちょっとゲームをね。ほら。 |
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主さまがコントローラーを持ってます!? |
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……何をそんなに驚いているのでしょうか。 |
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だ、だってだって、主さまってマウスでクリックする以外のゲームはできないんじゃ |
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どこ情報それ!? 別に普通のゲームだってするよ! |
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ちなみになにをされているのですか? |
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『ToHeart2』。 |
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…………コントローラー使っているだけでいつもと同じじゃないですか。 |
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う、うるさいな。別に良いじゃないの。 |
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まーいいですけど。 ……あれ? でも主さま、それパソコンでやったことありますよね? なんで今更そっちでやっているのですか? |
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ヒロインや演出が追加されたんだよ。だから確認しておこうと思って。 |
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ほぇ。それはわたしとしても要確認事項のような気がします。 |
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それは知らないけど……やる? |
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とりあえず主さまのお話を聞いてからにします。 |
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……あ、そう。 |
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文章全般について |
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と言っても、話自体の大部分は昔話したことがあるから、追加シナリオの話だけで良いよね? |
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あい、おっけーです。 |
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先ず追加されたのは羽根崎美緒ってヒロイン。この子だけだね。 |
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ほえ、一人だけなのですか。どんな子ですか? |
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クラスメイトに存在すら忘れられるほどに影の薄い子で、顔はでっかい眼鏡をしていて、尚且つ反射で目が見えない。性格は一言で言うと暗い。そんな子。 |
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……こういうゲームのヒロインとしての必要条件を満たしていない気がします。 もしかして、主人公がプロデュースするシンデレラストーリーとか、そういうのですか? |
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はい正解。さて次にイラストだけど―― |
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ちょっと待ってください。 |
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ぐえ。……なに? |
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まだあらすじしかいってないです。 |
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いや、だってこのちゃんが言い当てちゃったし。 |
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……それしかないくらいつまらないのですか? |
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いいや、僕は好きだよ。話の展開を外見で予想出来るだけに、展開よりもイベントが勝負になるけれど、キャラクターの魅力を充分感じられるシナリオになっていたと思う。 |
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じゃあいじわるしないでちゃんと話してくださいよ! |
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わ、わかったから。そこまで怒らなくても。 |
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むー。 |
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……とは言ったものの、シナリオそのものについてはそこまで話すことは無いよなあ。キャラクターの魅力で成り立っているようなものだし。 |
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でも、お話がよくなければキャラクターはよく見えませんよね? |
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それはそうなんだけどね。何となくキャラクターに追従しているような印象は受けるよ。 |
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……どういうことですか? |
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ゲームのヒロインなんだから素顔は可愛いんだろうっていう前提だから『良い』、素顔が可愛いけれど自信が無いからこそ『良い』、という行動っていうのかな。「ただしイケメンに限る」ってわけじゃないけれど、可愛く無かったら成り立たないシナリオだなとは思った。 |
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まさにシンデレラストーリーじゃないですか。 |
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まーね。ただもうちょっと、何て言うか内面を掘り下げても良かったんじゃないかなとは思ったよ。 最初に言ったけれどこの子は忘れられちゃうくらい影が薄い子だった。そんな子が自分の居場所を見つけるまでの話になっているんだけれど、努力じゃどうにもならないものを解決策にし過ぎなんだよ。顔とか声とか。 だから、可愛いけれど自信が無いとか秘密を自分だけ知っているとか、プレイヤーの所有欲やら独占欲を満たしてくれるヒロインではあるんだけど、本人の努力で変わっていくという成長譚として見たらあまりにも裏技を使いすぎていて、物足りない。 |
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……なるほど。たしかに、それじゃーかわいくなかったらダメなの? っていう気にはなります。でもそんなのゲームにはたくさんありますよね? |
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そうなんだけどさ、このシナリオにはそうならないような下地があったんだよ。多分この主人公はヒロインが可愛く無くても居場所を見つけられるように最後まで手伝っただろうし、ヒロインも努力し続けてきちんと居場所を見つけられたと思う。それを省略された感じがしてね。 |
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じゃー、可愛くない方がよかったのですか? |
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そうじゃないよ。勿論可愛い方が良いに決まってる。でもこの作品のヒロインの外見はみんな良いし、美緒と差が感じられない。だからそこまで外見や声を推すのに違和感を覚えるし、あくまで自信を持つ一つのきっかけとして使った方がシナリオをより掘り下げられたんじゃないかなって思うよ。 |
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……まー見た目が可愛いってだけじゃ、お話にできないですもんね。 でも可愛いってわかってからの話もそれはそれで面白いんじゃないですか? |
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面白いよ。だけど可愛い以外に言うことが無いし。 |
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あー……。 |
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それが間違っている訳じゃないし、寧ろ一定の成功を収めていると言えるよ。でもそうじゃない可能性も見出せたんだよね。だから少し心残りかな。 |
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わかります。でも欲をいったらキリがないです。 |
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そうだね。だからこれはこれで楽しめた。僕はこう言っておきたいかな。 |
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ですか。 ちなみにお話以外のところだとどうなのですか? |
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やっぱり、一番ネックだったのは『追加』って辺りだよね。既に完成されている作品に入れるというのは、例えこのゲームみたいに主軸が薄い作品でも整合性って意味で凄く難しいことだと思う。 だからこの作品も、やっぱり違和感はあったよ。 |
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どういうですか? |
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元々のテキストは動かせない訳だから、どうしても登場する場面が限られちゃう。草壁さんみたいに隠しキャラって扱いでもないのに選択しない限り絶対に登場しないから、話の流れからして凄く浮いているかな。それにルートに入るのが他のキャラより難しいし。 |
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まー追加キャラなのですから、やっぱりそこら辺はどうしようもないですよね。 でもルートって、ただ選んでいただけじゃ入れないのですか? |
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この子だけえらく選択肢が多いんだよね。間違えると出てこなくなるし。 フラグを強くしておかないと他のキャラのルートと競合しちゃうからかもしれないけど。やっぱりその辺も追加キャラの弱みだよなあ……。 |
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でも突拍子もないわけじゃないのですよね? |
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まあね。最初からいたらもっと柔軟に描けたんだろうなあとは思ったけど。 |
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じゃーいいです。わたしはそういうの、あんまり気になりませんから。 他にはもうないですよね? おしいところ。 |
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そうさなあ。強いて言うなら―― |
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……いうなら? |
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短い。 |
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……なにがですか? |
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話が。もう一つ山場が欲しかった程度には。 |
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……それってすごく短いのではないでしょうか。 |
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凄くって程じゃないよ。それに別にそれをもってしてこの作品を責めるようなものではないんだけどね。 さっきから言っているように惜しいんだよ。このヒロインのシナリオはもっと掘り下げられただろうし、もっと魅力も引き出せただろうって思う。それを尺にも感じるんだよね。 |
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でもそれって。いいことですよね? |
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え、なんで? |
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ほぇ? だって、もっとやりたいって思えるのは、いい作品ってことじゃないのですか? |
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……ああ、そうか。そうとも言えるのか。 |
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ですよね? |
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うん、そうだね。やっぱり僕はこのヒロインのこのシナリオを、なんだかんだで気に入っているんだよ。 |
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ふふー。なんだかやるのが楽しみです! |
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……そこまで期待されると逆にガッカリしそうだけど。 |
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幕間 | |
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イラストなどについて |
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イラストは、美緒は勿論の事、追加イラストが数枚ある。クオリティは無印と同じで十二分に高いよ。年数が経っているから不安だったんだけど、これは嬉しい誤算だったね。 |
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ですか。 でも、ほとんどが使い回しっていうのもさみしいですね。 |
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ふふふ、従来のゲームだったらそうなんだけど、この作品は一味違うのですよこのちゃん。 |
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ほえ? どう違うのですか? |
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動きます。 |
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……アニメってことですか? |
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違う。立ち絵の髪の毛とか、表情とかが動くの。動くと言ってもずっと動いているんじゃなくて、切り替わるときに動作するくらいだけどね。 |
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ほえー、それは楽しそうで―― |
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あと胸とかもめっちゃ揺れるし。 |
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――した。 |
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……あの、言葉さん? |
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静止画の胸が揺れてそんなに嬉しいですか! |
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嬉しいとは言ってませんよ!? |
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でも嬉しいんですよね? |
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いやまあ……でも髪と胸が絶えずなんとなく揺れてるからちょっと違和感があるんだよねえ。 |
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なんですかそれ。髪はわかりますけど。 |
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こう、ふわふわしているというか。呼吸を表しているのだろうけど、何か落ち着かないんだよねえ。揺れ方も引っ張られている感じがしてやっぱり自然じゃないし。 |
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ふーん……でもそんなに胸が動くなんて、なんかヤです。 |
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……このちゃん、ちょっとジャンプしてみて。 |
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へ? んっしょ。てりゃっ! ……しましたよ? |
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うん、大丈夫! このちゃんだったらこの作品に出演しても揺れな―― |
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バカーッ!! |
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音楽、歌などについて |
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特筆すべき点が無いので割愛 |
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キャラクターについて |
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いはい……。 |
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ぶったんですから、当たり前です。 |
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なにも叩かなくても……。軽いお茶m―― |
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はい? |
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すみませんでした。 |
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……はあ。もういいです。 で、美緒はどうだったのですか? |
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さっき散々話した気がするけれど、追加キャラクターとしてはかなり良いキャラクターだと思う。 |
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どういうところがですか? |
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全てにおいてテンプレートの一つ上のクオリティだからかな。 特別癖のあるキャラではないのに、仕草とイラストで見事にキャラクターを確立している。何よりシナリオではほんの一部分しか語られている気がしないというのが大きいよね。だからもっと知りたいと思えるし、他のヒロインよりも期待できるところが大きい。 |
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……でもそれって、完結したシナリオのキャラクターとしてはダメじゃないでしょうか。 |
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いやいや、仮に続きが公式で描かれなかったとしても、未来に期待を抱けるキャラっていうのは大事だよ。特にこういう作品ではね。 他のヒロインの描写が深いから逆に貴重というのもあるんだけど。 |
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まあ、全部を知らない方が魅力的に見えますもんね。でもなんだかもやもやします。 |
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もやもや? |
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だって、もっとシナリオを長くして欲しかったのですよね? でもそれだと今いってた魅力はどんどん少なくなっちゃう気がします。 |
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あー、まあねえ。そこら辺が難しいところではあるんだけど。 |
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びみょーなバランスなのですね? |
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だねえ。まあ、そこを抜きにしても「主人公だけ知っている」という独占欲をこれでもかと言うほどに駆り立てるキャラだから、それだけで十分なんだけどね。 |
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……さっきもいってましたけど、そういうものなのですか? |
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そういうものって? |
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自分だけが知っているって、そこまで嬉しいことですか? |
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え、嬉しくない? それだけ心を許してくれているんだって思えるし、自分だけが知っているって独占交渉権がある感じがして良いじゃん。 |
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……後半はよくわかりませんけど、わたしだったらみんなに自慢したいです。 |
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それは周知になっても尚自分のところにいてくれるって確証が無いと難しいんじゃなかろうか。僕には合わないかなあ。なんか、世界が広いことを知って離れていってしまいそうで。 |
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でもでも、選択肢を与えないのはなんかずるいです。 |
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……ごめんね。 |
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ほぇ? なんであやまるのですか? |
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いや、なんでもない。 とにかく、男は独占したがるものなんだよ。そして、大切なものは周りに知られたくないの。そういう生き物なの。勿論全員が全員そうとは言わないけれど。 |
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……ですか。 じゃー、わたしも? |
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……このダブルスタンダードっ娘。 |
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ほぇ? |
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なんでもないよ。 |
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ひとこと。 |
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このたまルートは違和感があり過ぎると思います隊長! |
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