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タイトル Canvas〜セピア色のモチーフ〜 DVD EDITION
ブランド F&C FC01・カクテルソフト
発売日 2000年11月24日
DVD EDITION 2001年11月月22日
ジャンル ADV
対応OS Windows95/98/Me/2000
DVD Windows98/Me/2000
価格 8,800円
中古相場
原画 ☆画野朗、魚、ぽん酢、植田亮
シナリオ 宮村優、トノイケダイスケ、雨城弘明
音楽
ボイス
FD
全年齢版
作品あらすじを表示/非表示
撫子学園に特待生として入学した主人公は、天才的な絵の才能を発揮し、数々のコンクールをモノにしていく。
しかし、自分の才能が次第に学園の売名行為に利用されているのでは、という疑念から、大人に対しての嫌悪感が湧いてくる。
ついには自己嫌悪に陥り、すべてが嫌になって、キャンバスの前に立たない日々が続いた。
そんなある日、学園長から「次のコンクールでそれなりの結果を出さなければ、特待生の資格を剥奪する」と宣言される。
そのときには主人公は気付いていた――「オレは描かないんじゃない、描けなくなっていたんだ……」。
絵を描く情熱と才能を喪失した主人公。しかし、彼の周囲の女の子たちとの交流から、彼は変わり始める……。
ヒロイン紹介
no image 橘天音(倖月美和)
主人公の幼なじみ。
いつも一緒にいる。
幼なじみだけど、毎朝、主人公が起しに行く役目。
アンパンが大好きで、シイタケが大嫌い。
当然、ドジっ娘属性。
no image 七城柚子(本山友美)
小学校の時の同級生。
陸上部の高飛びの選手。しかし、いまだ大会には出場していない。
ちょっと子供っぽいところがある。
no image 君影百合奈(藤咲かおり)
主人公の先輩。
とても花が好きで、花言葉に詳しい女の子。
変わった性格で、周囲から浮いた存在。
no image 桜塚恋(友永朱音)
父親の再婚相手の娘。後輩で、義理の妹。
いつも主人公に冷たくあたるが、心憎からず想っていることも……。
学園の男子に人気が高く、言い寄る男が後をたたない。
ツンデレ属性全開で、主人公を翻弄する。
no image 篠宮悠(原西希京)
隣のお姉さん。教育実習生。
主人公が小さいころに引っ越して離れていた。
主人公を弟のように扱うが……
no image 美咲彩(坂口亜梨子)
美術部の後輩。
コンシューマ移植時に追加されたキャラクター。
今回、攻略可能に!
主人公を尊敬する、ひたむきな女の子。

購入動機 『』
オススメ度 お気に度 シナリオ テキスト 立ち絵 一枚絵 音楽 雰囲気
/10 /10 /10 /10 10/10 /10 /10 /10
お気に入りキャラ 

 ページジャンプ
 1.序
 2.文章全般について
 3.イラストなどについて
 4.音楽、歌などについて
 5.キャラクターについて


 
主さま主さま、これ面白かったですか?
ん? どれ……って、随分と古い物を引っ張り出してきたね。
ほぇ、これ古いのですか? たしかに奥の方にはありましたけど。
古い古い。まあこのちゃんよりは新s
何回そのネタをやれば気が済むのですか。
まだ2回目ですよ!? わかった僕が悪かったからその振り上げた拳をしまって!!
ふー……。……それで、そんなに古いのにこんなに綺麗ってことは、今でも充分通用する作品なんじゃないですか?
主さまも日頃から「作品の面白さは新旧で決まるものじゃないです」っていってましたよね?
僕がこのちゃんと同じ口調になっているのはいいとして、確かにその通りなんだけど……この作品がそれに当てはまるかどうかと言うと……うーん。
……もしかして面白くないのですか?
面白くない……というのとも違う気がするけど、当時だから面白く感じたというのはあるのかもなあ。うん。
一人だけで納得してないで、ちゃんと説明してください!
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 文章全般について
それで、どんなゲームなのですか?
物凄く絵画の才能があって、学校でも絵画の特待生である主人公が、なんか絵を描く情熱を失ったとか言って一切描かなくなり、特待生資格を剥奪されそうになる話。
……なんでしょう、芸術家には芸術家なりの悩みがあるってことでしょうか。
んー、自分の絵を大人に利用されるのが嫌とか、そういう感じかなあ。
で、そんな主人公に絵を描いてって頼む幼馴染やら、突然親が再婚して出来た義妹とか、部活の後輩とか、教育実習生として帰ってきた昔近所にいたお姉さんとか、そういったヒロインと交流して、再度絵を描けるようになるというサクセスストーリー。
なんだか、最初から最後まで主人公の問題についてなんですねえ。
そうね。「もう一度絵を描いて!」って頼むヒロインと「もう描かない!」っていう主人公、という構図がメインになっているとは思う。勿論ヒロイン全員ってわけじゃないんだけど。
むぅ。主さまの話だけ聞くと、すっごくわがままな主人公をヒロインがいっぱいヨイショし続けるお話のような感じがします。
……そう言うと語弊がある気がするけど、主人公にとても優しい世界であることは間違いないかな。
主さまがいってた、今やると面白くないっていうのは、そういうところなのですか?
んー。このちゃんはさ、今どういう作品が流行っていると思う?
ほぇ? えっと、お話がよくって、伏線がいっぱいあって、まとまりがある感じですか?
そうそう、そういう感じ。
なんていうかさ、緻密に構成された、快適な雰囲気の良さというものを味わうのが今流行っている作品っていう感じがするのよ。全体的にそれなりのクオリティがあって、全てが作品の良さを作っていて、「悪いところを減点法で考える」ような感じ。
……なんとなく、わかるような気もします。なんとなくですけど。
まああくまで僕の感じ方だからそれでいいよ。
一方でこういう作品っていうのは、シナリオとかイラストとか、何かしら欠点があるんだけど、一方で突出した良い点があって、そういった「良いところを加点法で考える」という楽しみ方なんだよね。
はあ。
で、この作品はシナリオだけ見ると短いし、内容も特筆して良い点があるわけじゃない。でも何ていうのかな、音楽やイラスト、そしてキャラクターとの交流から確かに『秋』を感じられて、それが涼しいのだけどどこか温かいような、居心地の良い雰囲気というものを作り上げていると思うんだ。
なるほどー。いいところはあるんですけど、今の流行とあんまりあっていない感じなのですね?
流行とは合っていると思うんだけど、どんなジャンルの作品に対してもシナリオや文章力に重きを置く傾向にあるから、そこのマイナスだけ目立って楽しく感じられないんじゃないかなって。
……でもそれってホントに今の傾向なのですか? 主さまだけってことは
それは大いにあるかもなあ。あくまで主観だからね。楽しめそうだったら勿論やって欲しいし。
ですよね!
他になにかありませんか?
他? そうだなあ。展開が読める。
だれが追い打ちしてくださいっていいましたか。
いやいやいや、そこをマイナスだと思うのは違いますよ言葉さん。
へ? だって、展開がわかっちゃったらつまんないじゃないですか。
だってさ、この作品の魅力はシナリオじゃないんだもの。だったら下手に小細工をしないで、展開が分かっているくらい安心安全なシナリオの方が良いじゃない。
……そういわれれば、そうですけど。
そうでしょう? その辺が、やっぱり今と楽しみ方が違う気がするなあって思うんだよね。
まあ当時からそう言われていた気もするけど。
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 イラストなどについて
で、この作品の楽しみ方と言えばやはりイラストですよイラスト。
今見てもすっごく綺麗な絵ですけど、やっぱり人気だったのですか?
まー別格扱いだよねえ。それでいて口が動くんだから。作品を購入した人の九割はイラスト目的だったんじゃないかなあ。
……それって誰もシナリオに期待してなかったってことですか?
F&C作品だからねえ。イラストが売りのメーカーだし。
むぅ。じゃー買った人が最初から期待していなかったから人気だったって面もあるのですね。
まあ確かにそうとも言えるかもね。
だけどそれだけの価値がこのイラストにはあると思うし、僕の中では未だにトップクラスだと思っているよ。
たしかに綺麗です。なんといいましょうか、淡いですよね?
そうそう、そこが特徴なんだよね。ボケすぎているっていう人もいるけど、むしろそれがこの作品の雰囲気――漠然とした秋の日常を表現していると思う。
どことなくあたたかくて、優しい感じがする絵ですよね。上手いとか下手とかじゃなくて、わたしこういう絵が好きです。
うんうん。ただ単に上手いとか、それだけじゃないんだよね、この絵は。きっとその魅力に惹かれた人が多いから、十年以上経った今でも忘れられない作品なんだと思うな。
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 音楽、歌などについて
OP『AutumnDestiny』 ED『おもいで』
音楽も魅力の一つなんだけど、このちゃんが今持っているバージョンはちょっと違うんだよね。
へ? これ一番最初のじゃないんですか?
DVDエディションだから一年後に出たやつだね。BGMが全部ピアノになって、キャラが追加されたの。
ピアノですか。ってことは、全然違うんじゃないですか?
違うね。だけどこの変化はいいことだと思う。より一層秋の雰囲気に見合っているものになっているし。
見合うって、どんな感じですか?
物静かというか、心が落ち着くというか。時間がゆっくり流れているような感じかな。
はー、それはいい感じです。やっぱり秋は芸術ですよね!
このちゃんは食欲でしょう?
……むーっ!!
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 キャラクターについて
キャラクターも作品の魅力の一つなんだけど、やっぱり今とはちょっと違うから、微妙に感じる人が多いかも。
どういうことですか?
簡単にいえば単純なんだよね。幼馴染は幼馴染だし、ツンデレはツンデレ。そういったキャラクターの記号化が固まりつつある時期の作品ということもあって、こればっかりは時代だよね。
具体的にいうとどういうことなのですか?
口癖だとか行動だとか、いわゆるキャラ付けで全てが構成されているって言えば良いのかな。今は割と時間軸による変化とか、そういった要素で多様化・複雑化していると思うのだけど、この作品にはそういったものはない。悪く言えば浅い。
むぅ。
でも一方で、ツンデレなセリフとか、今の作品だとあまりにもテンプレート過ぎてネタ扱いぐらいでしか出来ないことが当然のように出てくるから、ある意味で新鮮かもしれない。
作品の内容以上に、プレイヤーには純粋な作品に感じられるというか。
べ、べつにあなたのためにやったわけじゃないんだからねっ!
うん、なんで唐突にツンデレになったのかわからないけど、そういうこと。
でもシンプルなのが一番っていいますし、変に複雑なのよりはいいんじゃないでしょうか。
まあ僕もそう思うんだけどさ、そういう楽しみ方って昔やったことがある人が改めてその時代の作品をやるときの楽しみ方っていう気がするんだよね。僕みたいに。
……そうですか? そんなことないと思いますけど。
そうかな?
ですです。主さまが思っているほど、人って変わらないものです。だから、楽しみ方がわかればきちんと楽しめると思います。
そうだと良いなあ。勿論この作品を純粋に楽しめるなら言うこと無いんだけど、こういった作品があって、今の作品がある、ということは忘れないで欲しいかな。欠点だってそりゃあ多いけれど、間違いなく時代を築いた作品の一つだし。
今やると、そういう作品を学ぶっていう楽しみ方ができるってことですね?
良いこと言いますね言葉さん、その通りだよ。
ふふー。
しかしまあ、時折こういった昔の作品をやると、どうしても時代の流れっていうものを感じるよねえ。それがまた寂しくもあるというか。
主さま主さま。
うん?
わたしは変わらないですからね?
はは、ありがと。
ふふー。
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 ひとこと。
上から目線のえらそうな主人公も、この時期の特徴なのかな?
  
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