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コラム
対談式やVNI形式のサイト・ブログを作ろうと思うあなたへ
水月 牧野那波シナリオ考(対談式リメイク)



ぶっくまーく集


コメントは上の拍手から

 3/30

 以下は1日でクリアした『ソレヨリノ前奏詩』の雑駁な感想です。メモ程度の殴り書きなので読むかどうかは自己責任でお願いします。


 ストーリーそのものは極めて簡単で、生まれつきの能力で人の心の感情を読み取ることができる主人公と、心に壁があり、(他人と自分の)感情がわからないヒロインの恋愛劇。
 主人公は他人の感情が読めることに辟易としていますが、ヒロイン(姫野永遠)の心だけは読めません。お互いに相手の特殊性に気付き、興味を持って交流を始め――なんて導入です。
 物語としては序章(OP前/姫野永遠編1)→都築はるか編/佐倉井真響編→姫野永遠編2といった、ある種の一本道です。OP前にそこそこの尺がある姫野永遠編と呼ぶべき序章が存在し、OP後にはるか、真響の個別シナリオへ分岐します。ただし、個別でエンディングは存在せず、終わるとOP後、つまりは分岐前に戻されます。2ヒロインの個別を見終わると姫野永遠編本編といった感じでしょうか。こちらがTrueシナリオに該当します。タイトル画面にも戻らないので、この作品構造を一本道と呼ぶか姫野永遠編をTrueシナリオと呼ぶかは難しいところです。

 但し、作品構造上というか物語上、姫野永遠以外の話はTrueへの過程として位置づけられているので、ご注意。私はこれこそ正しいTrueシナリオ構造の作品だと思います。

 で、早速この作品の雑駁な感想ですが、ただただ疲れた。何がって、「中断し難い魔力」を序章が持っていたからです。結果として一気に見る必要があったので終わった瞬間は燃え尽きていました。

 その魔力というのを詳細に書き綴ると楽しみが大幅減すると思うので具体的には記しませんが、人というのは何者にも代えがたい大切な物が手から離れた時、そのことしか考えられなくなるものですね。私は序章から、「主人公と永遠の結末はどうなるのか」そればかりが気になってどうしようもありませんでした。
 そこだけ抜き出すと「他の作品でも恋愛模様を扱っているのだから同じだろう」と思われそうですが、彼ら二人には他のペアには無い何か、があるんですよね。
 その「何か」というのは、ある種の一目惚れなのかもしれません。主人公に感情移入すればするほど、姫野永遠というヒロインが他に得難い存在になる。序章を契機として何度も精神面の底に叩きつけられる主人公にひたすら感情移入をする。そうすることで心を抉られるような痛みと、それを癒やすための結末を求めて貪るように先へと進めていく。そのような感じで進めていきました。先程書いた「魔力」は、それをもっと具体化したものだとお考えください。それはテキストに限りません。音楽とイラスト、演出全てが重なりあって始めて生じるものです。

 さてそれでは感想はどうだったのかといえば。
 「望んだ結末は得られたけどなんか違う感は拭えない」という感じでしょうか。序章を見た私が望んでいた結末は得られました。そこは良かったです。けど、結末を見ると「え、そんなシンプルでいいの?」と思わざるを得ないと言いますか。急に『その他のエロゲ』と同じポジションにストンと入ったんですよ。
 「感情が読める」「心の壁」「傷つく/傷つける」「正しい/間違い」「嘘/本当」といった、世界設定と心理描写を禅問答のように徹頭徹尾続けているので、なんか序章からこっち、主人公と姫野永遠がとてつもなく高潔な存在に思えていましたし、他人の感情に対してとても疑心暗鬼になる話なので大筋は読めても先が読めない。いわゆるセカイ系シナリオでもありますし、音楽と演出も相まってとてつもなく壮大な物語、緻密な論理によって成り立った高度なお話、といった解釈を序章から勝手に思い込んでいたんですよ。
 でもよくよく考えてみると、この物語って二人の恋愛の顛末の一部始終なんですよね。別に世界中が彼らの敵というわけじゃなくて、ただ彼らのメンタルの問題なので、「彼らが良ければそれが正解」なわけです。「確固たる正解」を求めていた私としては少し肩透かしでした。

 気になった点をもう少し挙げておくと、今言ったように終盤で、今までのシナリオで積み重ねてきたものを全力で投げ捨てたということ(伏線未回収というよりも肩透かし)、それと姫野永遠の設定が割とガバガバだった点でしょうか。

 主人公は「心の壁」を壊す努力をするんですが、主人公と永遠が心の壁があると言い張っている以外にそれっぽい要素はあんまりないんですよね。主人公は感情が読めないから壁を認識できて、永遠は他人と自分の感情を感じないからそのことについて壁と呼んでいるそうですが、綾波レイと違って素っ気ない態度をとるわけじゃありませんし(愛想は悪いですが)、筒隠月子と違って顔に感情が出ないわけでもありません(恥ずかしければ普通に赤くなる)。要するに、我々には単なるクーデレキャラにしか見えんのですよ。だから終盤どれだけ切羽詰まった状態になっても正直ついていけない。「え、でもそれあなたのメンタルの問題ですよね?」としか思えんのです。逆にそれでここまで壮大な話にしたことは感心しますが。

 ともかく。作品に引き込むという意味では抜きん出た魅力を持っていますし、続きが気になるという意味では他のエロゲとは一線を画するでしょう。結末だって私の望んだものでした。しかしなんというか、終わってみると「なんか呆気無いな」と思ってしまう作品でした。




 3/23

 第2回レビュアーエロゲランキングの結果発表を行いました
 6時間にわたりお付き合いいただいた皆様本当にありがとうございました。

 できるだけ早くお知らせしようと思い急いで作りました。土曜の昼から作業を始めて、そのまま結果発表を行ったので座りっぱなしで腰が痛かったです。何が一番つらかったって、結果ページにはyoutubeの動画URLを貼って、それとは別にニコニコ生放送での結果発表用にニコニコ動画の動画URLをエクセルにコピーした作業ですかね。集計自体は逐一行っていたのですぐ終わったんですけど。

 結果を見ていただければわかりますが、今回は本当に皆さんの投票が被りませんでした。それにくわえて、ポイント制だと仮に被っても3ptをなかなか超えないというのが予想外でした。例えば『下級生』とか、3人から投票されているのに3ptですもん。皆さん1位に趣味全開な作品を持ってきて、3位に有名作を持ってきているみたいで、被ってもptが伸びない。いやはや、頭痛の種でした。

 まあ、ここ最近全くと言っていいほど話題のなかったエロゲレビュー界のカンフル剤にでもなったらな、と思います。



 3/16

  キャラ対話形式レビューについて考える−猫箱ただひとつ

 中身を流し読み程度に読んでいませんが、考察という名前の批判なんだろうなあと思いましたので読むかどうかは皆さんのご判断にお任せします。
 なんか、わざわざアキバのゲマズへ行って「うわあ気持ち悪い!」「なんて非生産的なんだ!」「リアリティwwwアニメキャラでリアリティとかねーよwww」「漱石先生の『こゝろ』に比べれば全部ゴミですぞwww」って叩いている一般人(?)のような人だなって。実社会にはいないと思いますがネット上にはこのように存在するのが恐ろしいところ。

 取り敢えずこの人の主観はどうでもいいとして、明らかに誤っているところに言及しますと、

  以前この話題でSNSに投げかけたところ「……あったねそういうの」「昔  は好きだった」「キモイ」と一蹴される始末。私の観測範囲内じゃ逆側の  意見は拾えなかった。

 と仰っていますがこの時に私と会話しているはずですけどね。一方的にブロックした上、ログを全消去していらっしゃいましたが。なんか、望まない回答以外は受け付けないというスタンスでしたね。観測範囲狭すぎない?

 で、中でも目を引いたのはこの一文で、

  対話形式やっている人は、一度Google Analyticsを使って1ページの滞在  時間、直帰率、離脱率などを観たほうがいいかもしれない。最後まで読者  さんが読んでくれているかよく分かるから。

 目的のエロゲーのレビューさえ読めればいいんだから直帰率と離脱率関係なくない?と思ったので滞在時間を見ました。ページビューが1000を超えているレビュー(7割位)だけを拾ってみていたところ、大体平均3、4分でしたね。それなりに読まれている気がしたのは私だけでしょうか。ねえ?

 「猫箱ただひとつ」の管理人は、一度Google Analyticsを使って1ページの滞在時間、直帰率、離脱率などを観たほうがいいかもしれない。最後まで読者さんが読んでくれているかよく分かるから。

 まあ母数が100未満だったりしたらそれ以前の問題ですけどね。

 これ以上変な妄言で間接的(この批判に該当するサイトがうち以外にどれくらい存在するのか知りませんが)に絡まれても困りますのでここに宣言しておきます。

 稀神大社は文章力がなくて周囲から気持ち悪いと思われている管理人が、必要性がわからない上につまらない対談式のレビューを更新しています。アクセス数がそれなりにあったりGoogle検索で何故か上位に引っかかったりしますが、きっと気のせいです。

 でも読んでくださっている方がそれなりにいるので6年間も更新出来ていますし、こんなサイトでも好きだと言ってくださる方もいらっしゃるので、これからも自己満足で更新させていただきたいと思います。ていうか個人サイトってそういうものでは?

 そんなに素晴らしい対談式の代替案があるのなら、文章力のある自分でやって、どうぞ。




 3/11

 やっぱり票、集まらないかもしれない(諦め)

 企画不成立は投票していただいている皆様に対して非常に申し訳ないのですが、このままだとそうなりかねません。
 「これだけ投票されていますよー」という数字も投票につながるので、お忙しいとは思いますが早めの投票をお願い致します。

 いや、もう、マジで、みんなに無視されることに疲れた。



 3/1

 企画の方はたくさんの皆さんのご支援ご協力により、何とかなりそう、かも? くらいな感じです。まだまだ厳しいですけど……何とか成立させたいですね。
 近頃企画の話ばかりしているので別の話をしましょう。

 最近私の中での話題といえば

・コードギアス1期を見た(New!!)
・艦これ冬イベを丙でクリアした
・艦これアニメ視聴中

 という程度なんですよね。
 いえね、本当はがっつり更新する気満々だったんですよ。エロゲの話とか色々とね。
 うん、昨日見たギアスが全てを持っていったよね。最近ぬるぅーいアニメしか見ていなかった身としては血染めのユフィが衝撃的で衝撃的で。何週間引きずるかわかったものではありません。
 仮に誤ってルルーシュがユフィを殺してしまうとか、ブリタニア兵が日本人を殺して破綻するとか、あるいは両方だったら、別に何とも思わなかったんですけどね。思い至る限りで一番えげつない展開を持ってきたのでもう泣くしかないよね。それ以外は割と楽しんで見ていたので裏切られた感が凄すぎて、ねえ。艦これ3話とかなんで騒がれているのか全くわからなくなりました
 尚一番好きなシーンはルルーシュがギアスを手に入れたところ。最序盤!


 Web拍手返信

雲隱言葉さんの発言全てに共感できました。
良い作品ですよね〜。  by dov


まず、投票いただきありがとうございます。
S=Rへの拍手でしたでしょうか(どのページからの拍手かこちらにはわからないのですが、今回はご指摘により判明)。
本作は何より『嘘』と『愛』がテーマとなっていますよね。私はこの2つが色々な意味合いで使用されているところに魅力を感じます。近年ではあんまり流行しない内容かもしれませんが、忘れられてほしくない作品ですね。


まれびとさんとはこの作品の感じ方が凄く近いと思いました。
まず「怖い」という感情が先にあること、作品上の人間関係の捉え方、音楽の気に入り方、絵柄に惹か(ry by dov


こちらはおそらく『さくらむすび』への拍手かな、と思いながらレスさせていただきます。
私の感想が一般的なのか特殊なのかは他人の感想をあまり読まないのでわかりませんが、共感いただけたようで何よりです。
『水月』もそうですが、内容が難しい難しいと言われつつ、表面的にしか理解できなくても面白いと思えるキャラクター・テキストを用意しているというのは凄いことだなあと今でも思います。