『シュガーコートフリークス』応援バナー
タイトル シュガーコートフリークス
ブランド LittleWitch
発売日 2010年01月29日
ジャンル 4人の姫が入り乱れるファンタジー学園ラブコメADV
対応OS Windows2000/XP/Vista
価格 9800円
中古相場 1780円
原画 大槍葦人
シナリオ 飯田和彦
音楽
ボイス
FD
全年齢版
ルリタニア王立学院。
王都のほぼ中央に位置するこの学園は、広く周辺国家からの留学生を受け入れていた。

主人公・ハル(九藤晴)はこの学園で2年目の夏を迎えようとしている。

当初、真摯な思いを胸に医師を志して留学してきたハルであったが、
今や生活費を稼ぐため、カフェの給仕や同人誌のベタ塗りアルバイトに精を出し、
単位を落としそうになっては友人たちに助けられる毎日。

だがそんな日々は、少女の唐突な一言によって終わりを告げた。

「……勅命である。九藤ハル、そなたを――」

――少女は、はるか遠い故郷・凰国から来た小さなお姫様。
同居を強要され、ハルのつつましくも穏やかだった日常は、
この日を境にとんでもない迷走を始めることに。

身分を隠し、ハルの妹として憧れの学園生活を楽しむ姫巫女・玉姫
玉姫に対してライバル心を燃やすルリタニア王国のお姫様・ジル
学院のアイドルで学士会のリーダーも務めるお嬢様・マリー
教会から派遣されてきた、ちょっと抜けてる聖堂騎士・レン

主人公・ハルと4人のお姫様、
そして彼らを取り巻く一癖も二癖もある、学院生たち。

これはそんな、
自分たちがまだ何者になるかも知らない彼らの、
輝きに満ちた時を描いた物語――
ヒロイン紹介
『シュガーコートフリークス』応援バナー 珠姫(真中海)
東の果ての国・凰国(おうこく)から、その能力をこわれルリタニアに招かれた姫巫女様。
憧れていた庶民の生活を体験しようと、
ルリタニア王立学院に身分を隠して転入してくる。
学院では同じ凰国出身の主人公・ハルの妹<珠子>として振舞うものの、
皇族育ちなため社会性が皆無。
様々なトラブルを引き起こしては、ハルがフォローに廻る羽目に。
『シュガーコートフリークス』応援バナー ジル・グランシルト・ルリタニア(北都南)
物語の舞台となるルリタニア王国の王女様。
主人公と同じ学院に通う下級生でもある。
プライドが高く、自身が王族であることをとても意識している。
一生懸命王女らしく振舞おうとするのだが、
幼い外見のせいか空回りしていることが多い。
そんな自分にも優しくしてくれる主人公に、
本当は感謝しているのだが素直になれずにいる。
『シュガーコートフリークス』応援バナー マリー・ロウランド(佐東鞠衣)
ルリタニア貴族の娘で学士会のリーダーを務める主人公の同級生。
元気で面倒見がよく、身分を問わず誰とでも仲良くなれる女の子。
本来はお転婆で茶目っ気のある性格をしているが、
大人の前では楚々とした令嬢として振る舞うなど、猫っかぶりな優等生でもある。。
『シュガーコートフリークス』応援バナー レン(葉月央香)
珠姫の護衛として教会から派遣されてきた聖堂騎士の女の子。
非凡な身体能力を持っているのだが、
かなり抜けているところがあるためいまいち有能そうに見えない。
そのため、周囲の人たちをいつもハラハラさせることに。
素直で純真な性格で、
世の中はうれしいこと・たのしいこと・おいしいことでいっぱいだと思っている。

購入動機:OPを見て面白そうだったので。
オススメ度 お気に度 シナリオ テキスト 立ち絵 一枚絵 音楽 雰囲気
お気に入りキャラ:マリー、エリス



Prelude
こーのーちゃーん。……いないかー。
……諠、何してるの?
ちょっとこのちゃんを探してて。
……冷蔵庫にはいないと思うけど?
や、なんか「もしかして」って感じするじゃん、このちゃんだし。
……うん、それもそうだね。言葉だし。
でしょう? まあそれはいいとして、さーやはこのちゃん見なかった?
そういえば見てないけど……、少なくとも外には出てないと思うな。
それはそうだね。んー、何処行ったんだろう。
何か用事なの?
ん? ああ、単にゲームの話でもしようかと思っただけだけど……何、さーや。自分を指さして。
言葉じゃなくて、あたしに話してくれても良いよ?
いや、さーやゲームやらないじゃない。
でも、ほら。話し相手くらいにはなれるし。
……まあさーやがそういうなら、良いけど。でもこのちゃんも何処行ったのか気になるしなあ。
外に出てないなら、大丈夫だよ。
…………それもそうか。
幕間
Scenario Text
さて、話そうとしていたのはこれ。
シュガーコートフリークス? ふーん、なんだか、楽しそうなパッケージだね。
でしょう? このパッケージ良いよね。
うん。どんな内容なのかはわかんないけど……、この子たちが仲良しで、それを大事にしてそうな感じだなっていうのがわかるよ。
おおう。パッケージだけでそこまで感じ取るとは。
あはは。それで、実際はどうなの?
まあ先ずどんな話なのかを話そうか。二か所くらい大事なポイントがあるんだよ。
うん?
主人公は東国出身の留学生。そんな主人公が留学している国で、あるお祭りが開かれるの。それは国を守護している神さまに祈りをささげる大切なお祭りで、それを行うのは特別な力を持った巫女じゃなくっちゃいけない。
そして、その巫女として選ばれたのが主人公の国のお姫様・玉姫な訳。
うん。
この作品の一つのテーマとしては、このお祭りに関わるストーリーが挙げられるね。暗躍する組織、このお祭りの意味。パッケージからは想像もつかないような熱い展開が待ってるよ。
へー。じゃあ、あたしの予想は外れちゃったね。
いいや、そういうわけじゃないよ。
もう一つの大切なテーマとして、学園生活まで楽しく愉快に過ごすっていうのが残ってる。
あ、そうなんだ。良かった。
主人公は同郷っていうことで、玉姫の護衛を命じられる。儀式まで、せめてこの国にいる間は玉姫に自由に過ごしてもらいたいっていう従者の計らいでね。だから玉姫と主人公と仲間たちで、来るべきお祭りに備えて色々騒ぎながら準備しようって話。
だからお祭りがターニングポイントだね。お祭りが始まるまでは全員共通していて、その後は個別に入る。儀式に関わるキャラの場合はさっき言ったシナリオの根幹に迫るわけ。
玉姫メインなんだね?
そうだね。作品をやっているとあんまりそうは感じないけど、でもやっぱり玉姫のシナリオがメインかな。一番長いし作品の根幹に関わってる。
あらすじは大体わかったんだけど……どうなの?
どうなのって、何が?
諠は、どう思ったの?
そうだなあ。この作品はファンタジーなんだよ。西洋ファンタジー。そういう作品って、世界観が練り込まれていて、悪く言えばガチガチになりがちだと思うんだ。ライトノベルとか巻数を重ねられる媒体なら良いんだけど、ゲームだとやっぱりファンタジー『風』で丁度良い尺な訳。そうじゃないと、設定を受け入れるまでにエンディングを迎えちゃう。
……んー、そうなのかな。言われてみれば、そんな気もするけど。でもそれじゃあ、この作品は?
この作品はそういう意味で何が問題って、絵が既に他のゲームより万倍そういう雰囲気を出しているところなんだよね。シナリオどうこうじゃなくって見た目が既に身の丈に余るくらいファンタジーなの。だから、ゲームとしてはやる前から尻込みしちゃう。高級料理店のような構えの店に入りづらいのと同じような感じだね。
うん、それは分かる気がするな。挿絵の方が向いていそうかも。
……それで、実際はどうだったの?
実際はね、決してそんなことはなかった。むしろそういった雰囲気を中和するかのように――媚びるんじゃなくて配慮するかのように――ネタを使っていて、胸やけすること無く雰囲気を飲み込めた。
高級風料理店に行ったんじゃなくって、高級料理店でお手頃なものを食べた感じ。
……なんでいちいち例えが食べ物なの?
…………いつもこのちゃんに喋ってるからつい。
まあ取り敢えず、王侯貴族のようなプライドを感じてとっつきづらかったんだけど、実際はとっても優しかった、そんな感じだよ。
ふーん。そういう、ネタ? って、なんだか雰囲気を壊して台無しにしちゃいそうだけど、そんなことなかったんだ?
普通の作品だったらそうなっただろうね。こういった作品だから好意的に見られるのかも。
そうなのかもね。それじゃあ……共通シナリオ? って言うんだっけ。それはどうだったの?
共通シナリオは、まあ当たり前だけど共通してるから話の流れとしては4人とも同じなんだ。ただ選択肢があるからイベントは変化するんだけどね。でも流れが同じだと飽きそうなものじゃない?
うん? うん、そうだね。そうかも。
でも、この作品は飽きない。飛ばそうとも思わない。それはやっぱりキャラクターが良い意味で立っているからだと思うんだ。だから以前見たイベントでももう一度読もうと思える。
キャラクターが?
そう、キャラクター。まあキャラクター個別については後で喋ろうか。
この作品はさ、なんていうか、パズルのピースのように役割が分担されているんだよね。
うん? どういうこと?
キャラクターが、個性もそうだけれどシナリオ上でも立ち位置がはっきりしてるの。サブキャラクターまで含めてね。みんながみんなそれぞれしかできない仕事を持っていて、サブキャラクターに至るまでそれが被ることがない。ちょい役でも代えが利かない。
ああ、だからパズルのピースって言ったんだ。同じものは、一つも無いもんね?
そういうこと。
でもそれだとさ、すっごく機械的にならない? シナリオありきのキャラクターみたいな感じに。
ならないんだよね、それが。むしろキャラクターたちが引っ張って行って、その軌跡に物語が生まれているような印象さえ受ける。
へー。なんでだろう?
それだけ、キャラクターが生き生きとしているのかな。後はこの作品の最初の印象がガッチガチな優等生さんって感じだったからかも。プライドが高そうだけど気さく。お利口そうだけど羽目を外す。そういった好印象な躍動感がキャラクターの印象に生きていて、「物語の中にいる彼ら」ではなく「彼らの物語」になっているのかも知れないね。
あはは、すっごく褒めてるね。じゃあ、悪いところなんて無かったんだ?
いいや、そりゃあったよ。
あれ、そうなの?
悪いって言うか、気になったところかな。最初に言った儀式に関わる部分。あれがキャラクターによってしまうっていうのがどうにもね。
? どういうこと?
玉姫がいちばん関わっていて実質のTrueシナリオになってるわけだよ、メインテーマに関しては。その内容も他とは一線を画しているし、同列に扱うには浮いてるよなあってね。せっかく仲間として受け入れている雰囲気を出していたのに、作品内容じゃなくて構成として仲間はずれなのかって考えちゃったら、ちょっと。
……考えすぎだと思うけど。
それはわかってるんだけどさ。パッケージがこうで、中身もああなんだから、個別の重要度もあまり格差を付けては欲しく無かったかなあって思った。
どうせなら四人それぞれエンドを設けて、最後に誰のシナリオでもないTrueを作るとか、そういうのがあっても良かったかなって。
んー、あたしには、よくわかんないかな。本だとやっぱりどれだけ仲間を謳ってても登場人物に格差が生まれちゃうことなんて普通だし、お話は大抵一本道だから。それに――
それに?
――人の物語は、問題の大小で決まるものじゃないもん。
…………っく。
け、諠? なんで泣いてるの?
……いや。さーやさん、神さまって呼んで良いですか?
ダメ。あたしの神さまは、諠だもん。
幕間
Graphic
ボクがこの作品を敬遠していた理由の大半を占めているのが、絵。
何で? あたしは結構好きだけどな。
別に嫌いじゃないんだよ。でも、小説の挿絵で見るなら良いんだけどゲームの絵としてみるのは、ちょっとね。
そうかなあ。……それで、実際にやってみてどうだったの?
割と抵抗感なくできたよ。やっぱりゲームには不向きかなとは思ったけど。オープニングの動画の画風が、灰汁を抜いた感じだったのが良かったのかもね。
ふうん。作画崩壊って言うんだっけ? そういうのは大丈夫だったんだ?
そうだねえ。他の作品と比べて色んな角度から色んな構図で描いているのも特徴的ではあるんだけど、時々えらく平面的には見えたかな。他の作品と比べ辛いから何とも言えないけどね。
塗り方も絵具で「塗ってる」って感じがして、僕は好きかな。
幕間
Sound of Music
OP『初恋carnival』 ED『ラブ・チェーン』 IN『古なるエッダ』
音楽はやっぱり登場人物が貴族ばかりだからなのか、上品なのが多いね。ピアノを基調としていて、楽しげな時も羽目を外さない感じ。
それって暗くならない? なんだか、あんまり雰囲気と合ってないように感じるけど。
そんなことないよ? 落ち着いているのと暗いのとはやっぱり違うし。騒いでいる時でもきちんと理性的であってくれるっていうのかな。純粋に楽しめる感じがするよ。
んー……。バーじゃなくてカフェって感じなのかな?
あー、そうそう、そんな感じ。話に花を咲かせるような感じだね。
好きな曲とか、あるの?
うん。OPのアレンジである『variety morning』とか、『rolling beans』とか。後で聴かせてあげるね。
幕間
Character
それじゃあキャラについてなんだけど、さっきも言った通りこの作品はキャラによって作られていると言っても過言じゃないよ。
じゃあ、よっぽど良いキャラクターなんだね?
枠に当てはまりづらいという意味では、そうかもしれない。
枠?
テンプレートというか、そういうの。もちろんこのジルみたいに属性という意味では割と他の作品にもいそうなキャラは多いんだけど、そこはテキスト力の差かな。個性が出てる。
ふうん。それじゃあ、諠はどのキャラクターが好きだったの?
好きかどうかで言ったら、マリーが好きだったよ。これね。
……うん、偉い偉い。
…………何が?
何でも無い。それで、どんなキャラクターなの?
みんなを率先して引っ張って行ってくれるタイプかなあ。だけどちょっと悩みも抱えていて、っていう。そういう、ギャップが良いよね。
他のヒロインはどうだったの?
他のヒロインだって、悪くはなかったよ。シナリオだってマリーが一番本題とは関係なかったくらいだし。だけどまあ、そうだね。本題を追求するとやっぱり少しヒロインを食べてしまうところがあったかな。
カニバリズム?
じゃなくて、前半はヒロインが率先して前に進んでいたのに対して本題が入ってくるとそういうわけにもいかなくなる。別にそれが悪いわけじゃないんだけど、キャラクターが話を引っ張っていた感じが好きだったからマリーのシナリオが一番落ち着くのかなって。
んー、あたしはどっちも好きだけどなあ。他に、何か無いの?
後は何と言ってもサブキャラクターの魅力だよね。本当にちょっとしか出てこないのに強烈な個性を与えてくれて、この作品にいなくちゃいけないって思わせてくれるキャラクターばかり。ヒロインじゃないのがもったいないと思う反面、このキャラはこれで良いんだとも思う。
? どういうこと?
話的に、主人公になびかないようなキャラを無理にヒロインにするよりは、サブキャラのままの方が魅力的に見えるってことだよ。
あー。それは、わかるかな。お話には引き立て役っていうのが絶対必要だもん。
うんうん、そうだね。……ところで結構時間が立つ割に相変わらずこのちゃんの影も形も見えないんだけど、ホント何処行ったんだろう。
……知りたい?
へ? さーや知ってるわけ?
ううん、知らない。でもなんとなくわかるよ。
何処さ。
そこ。
……押し入れ? ははは、まさかそんないるわけ何でいるのこのちゃん!?
くー…………。
……寝てる?
驚かせようと思って、待ってる間に寝ちゃったとか。
………………まあ起きるまで放っておこう。でも凄いね、全然わからなかった。
あはは。……やっぱり引き立て役っていうのは、必要だから、ね?
幕間
ひとこと。
エリスとか大好きですよ。貴族万歳!
  
作品名
暁の護衛
秋空に舞うコンフェティ
秋のうららの
AQUA
Aster
アメサラサ
Areas
いつか、届く、あの空に。
いろは〜秋の夕日に影ふみを〜
うたわれるもの
AIR
airy[F]airy
永遠のアセリア
H2O
eden*
eden* PLUS+MOSAIC
ef - the first tale.
ef - the latter tale.
E×E
落ち葉の舞う頃
終わりなき夏 永遠なる音律
片恋いの月
Kanon
CafeSourire
Coming×Humming!!
キッキングホース★ラプソディ
きっと、澄みわたる朝色よりも、
Canvas2 DVD EDITION
GALZOOアイランド
銀色 完全版
CLANNAD フルボイス
クレナイノツキ
恋と選挙とチョコレート
最果てのイマ フルボイス版
さくらさくら
さくらむすび
車輪の国、向日葵の少女
しゅぷれ〜むキャンディ
しろくまベルスターズ♪
シンシア〜Sincerely to You〜
神樹の館
シンフォニック=レイン 愛蔵版
真・燐月
水平線まで何マイル?
水月
スズノネセブン!
世界でいちばんNGな恋
そして明日の世界より――
天神乱漫
天使の日曜日
ToHeart2 XRATED
灯穂奇譚
とらいあんぐるハート
夏少女
夏ノ雨
初恋予報。
はっぴぃ☆マーガレット!
遥かに仰ぎ、麗しの
ピアノの森の満開の下
Purely
FifteenHounds
planetarian
ぶらばん!
PrismArk
PrismRhythm
星空のメモリア
Volume7
ましろ色シンフォニー
まじからっと☆れいでぃあんと
巫女舞
ゆのはな
夜明け前より瑠璃色な
夜明け前より瑠璃色な MC
ロケットの夏
Lost Passage
ワンコとリリー
ホワイトブレス
ホシツグヨ
夏雪