購入動機:OPを見て面白そうだったので。 | |||||||
オススメ度 | お気に度 | シナリオ | テキスト | 立ち絵 | 一枚絵 | 音楽 | 雰囲気 |
8 | 8 | 7 | 9 | 7 | 7 | 8 | 9 |
お気に入りキャラ:マリー、エリス |
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Prelude |
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こーのーちゃーん。……いないかー。 |
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……諠、何してるの? |
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ちょっとこのちゃんを探してて。 |
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……冷蔵庫にはいないと思うけど? |
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や、なんか「もしかして」って感じするじゃん、このちゃんだし。 |
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……うん、それもそうだね。言葉だし。 |
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でしょう? まあそれはいいとして、さーやはこのちゃん見なかった? |
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そういえば見てないけど……、少なくとも外には出てないと思うな。 |
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それはそうだね。んー、何処行ったんだろう。 |
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何か用事なの? |
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ん? ああ、単にゲームの話でもしようかと思っただけだけど……何、さーや。自分を指さして。 |
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言葉じゃなくて、あたしに話してくれても良いよ? |
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いや、さーやゲームやらないじゃない。 |
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でも、ほら。話し相手くらいにはなれるし。 |
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……まあさーやがそういうなら、良いけど。でもこのちゃんも何処行ったのか気になるしなあ。 |
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外に出てないなら、大丈夫だよ。 |
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…………それもそうか。 |
幕間 | |
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Scenario Text |
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さて、話そうとしていたのはこれ。 |
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シュガーコートフリークス? ふーん、なんだか、楽しそうなパッケージだね。 |
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でしょう? このパッケージ良いよね。 |
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うん。どんな内容なのかはわかんないけど……、この子たちが仲良しで、それを大事にしてそうな感じだなっていうのがわかるよ。 |
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おおう。パッケージだけでそこまで感じ取るとは。 |
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あはは。それで、実際はどうなの? |
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まあ先ずどんな話なのかを話そうか。二か所くらい大事なポイントがあるんだよ。 |
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うん? |
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主人公は東国出身の留学生。そんな主人公が留学している国で、あるお祭りが開かれるの。それは国を守護している神さまに祈りをささげる大切なお祭りで、それを行うのは特別な力を持った巫女じゃなくっちゃいけない。 そして、その巫女として選ばれたのが主人公の国のお姫様・玉姫な訳。 |
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うん。 |
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この作品の一つのテーマとしては、このお祭りに関わるストーリーが挙げられるね。暗躍する組織、このお祭りの意味。パッケージからは想像もつかないような熱い展開が待ってるよ。 |
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へー。じゃあ、あたしの予想は外れちゃったね。 |
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いいや、そういうわけじゃないよ。 もう一つの大切なテーマとして、学園生活まで楽しく愉快に過ごすっていうのが残ってる。 |
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あ、そうなんだ。良かった。 |
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主人公は同郷っていうことで、玉姫の護衛を命じられる。儀式まで、せめてこの国にいる間は玉姫に自由に過ごしてもらいたいっていう従者の計らいでね。だから玉姫と主人公と仲間たちで、来るべきお祭りに備えて色々騒ぎながら準備しようって話。 だからお祭りがターニングポイントだね。お祭りが始まるまでは全員共通していて、その後は個別に入る。儀式に関わるキャラの場合はさっき言ったシナリオの根幹に迫るわけ。 |
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玉姫メインなんだね? |
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そうだね。作品をやっているとあんまりそうは感じないけど、でもやっぱり玉姫のシナリオがメインかな。一番長いし作品の根幹に関わってる。 |
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あらすじは大体わかったんだけど……どうなの? |
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どうなのって、何が? |
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諠は、どう思ったの? |
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そうだなあ。この作品はファンタジーなんだよ。西洋ファンタジー。そういう作品って、世界観が練り込まれていて、悪く言えばガチガチになりがちだと思うんだ。ライトノベルとか巻数を重ねられる媒体なら良いんだけど、ゲームだとやっぱりファンタジー『風』で丁度良い尺な訳。そうじゃないと、設定を受け入れるまでにエンディングを迎えちゃう。 |
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……んー、そうなのかな。言われてみれば、そんな気もするけど。でもそれじゃあ、この作品は? |
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この作品はそういう意味で何が問題って、絵が既に他のゲームより万倍そういう雰囲気を出しているところなんだよね。シナリオどうこうじゃなくって見た目が既に身の丈に余るくらいファンタジーなの。だから、ゲームとしてはやる前から尻込みしちゃう。高級料理店のような構えの店に入りづらいのと同じような感じだね。 |
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うん、それは分かる気がするな。挿絵の方が向いていそうかも。 ……それで、実際はどうだったの? |
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実際はね、決してそんなことはなかった。むしろそういった雰囲気を中和するかのように――媚びるんじゃなくて配慮するかのように――ネタを使っていて、胸やけすること無く雰囲気を飲み込めた。 高級風料理店に行ったんじゃなくって、高級料理店でお手頃なものを食べた感じ。 |
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……なんでいちいち例えが食べ物なの? |
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…………いつもこのちゃんに喋ってるからつい。 まあ取り敢えず、王侯貴族のようなプライドを感じてとっつきづらかったんだけど、実際はとっても優しかった、そんな感じだよ。 |
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ふーん。そういう、ネタ? って、なんだか雰囲気を壊して台無しにしちゃいそうだけど、そんなことなかったんだ? |
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普通の作品だったらそうなっただろうね。こういった作品だから好意的に見られるのかも。 |
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そうなのかもね。それじゃあ……共通シナリオ? って言うんだっけ。それはどうだったの? |
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共通シナリオは、まあ当たり前だけど共通してるから話の流れとしては4人とも同じなんだ。ただ選択肢があるからイベントは変化するんだけどね。でも流れが同じだと飽きそうなものじゃない? |
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うん? うん、そうだね。そうかも。 |
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でも、この作品は飽きない。飛ばそうとも思わない。それはやっぱりキャラクターが良い意味で立っているからだと思うんだ。だから以前見たイベントでももう一度読もうと思える。 |
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キャラクターが? |
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そう、キャラクター。まあキャラクター個別については後で喋ろうか。 この作品はさ、なんていうか、パズルのピースのように役割が分担されているんだよね。 |
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うん? どういうこと? |
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キャラクターが、個性もそうだけれどシナリオ上でも立ち位置がはっきりしてるの。サブキャラクターまで含めてね。みんながみんなそれぞれしかできない仕事を持っていて、サブキャラクターに至るまでそれが被ることがない。ちょい役でも代えが利かない。 |
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ああ、だからパズルのピースって言ったんだ。同じものは、一つも無いもんね? |
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そういうこと。 |
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でもそれだとさ、すっごく機械的にならない? シナリオありきのキャラクターみたいな感じに。 |
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ならないんだよね、それが。むしろキャラクターたちが引っ張って行って、その軌跡に物語が生まれているような印象さえ受ける。 |
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へー。なんでだろう? |
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それだけ、キャラクターが生き生きとしているのかな。後はこの作品の最初の印象がガッチガチな優等生さんって感じだったからかも。プライドが高そうだけど気さく。お利口そうだけど羽目を外す。そういった好印象な躍動感がキャラクターの印象に生きていて、「物語の中にいる彼ら」ではなく「彼らの物語」になっているのかも知れないね。 |
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あはは、すっごく褒めてるね。じゃあ、悪いところなんて無かったんだ? |
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いいや、そりゃあったよ。 |
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あれ、そうなの? |
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悪いって言うか、気になったところかな。最初に言った儀式に関わる部分。あれがキャラクターによってしまうっていうのがどうにもね。 |
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? どういうこと? |
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玉姫がいちばん関わっていて実質のTrueシナリオになってるわけだよ、メインテーマに関しては。その内容も他とは一線を画しているし、同列に扱うには浮いてるよなあってね。せっかく仲間として受け入れている雰囲気を出していたのに、作品内容じゃなくて構成として仲間はずれなのかって考えちゃったら、ちょっと。 |
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……考えすぎだと思うけど。 |
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それはわかってるんだけどさ。パッケージがこうで、中身もああなんだから、個別の重要度もあまり格差を付けては欲しく無かったかなあって思った。 どうせなら四人それぞれエンドを設けて、最後に誰のシナリオでもないTrueを作るとか、そういうのがあっても良かったかなって。 |
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んー、あたしには、よくわかんないかな。本だとやっぱりどれだけ仲間を謳ってても登場人物に格差が生まれちゃうことなんて普通だし、お話は大抵一本道だから。それに―― |
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それに? |
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――人の物語は、問題の大小で決まるものじゃないもん。 |
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…………っく。 |
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け、諠? なんで泣いてるの? |
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……いや。さーやさん、神さまって呼んで良いですか? |
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ダメ。あたしの神さまは、諠だもん。 |
幕間 | |
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Graphic |
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ボクがこの作品を敬遠していた理由の大半を占めているのが、絵。 |
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何で? あたしは結構好きだけどな。 |
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別に嫌いじゃないんだよ。でも、小説の挿絵で見るなら良いんだけどゲームの絵としてみるのは、ちょっとね。 |
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そうかなあ。……それで、実際にやってみてどうだったの? |
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割と抵抗感なくできたよ。やっぱりゲームには不向きかなとは思ったけど。オープニングの動画の画風が、灰汁を抜いた感じだったのが良かったのかもね。 |
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ふうん。作画崩壊って言うんだっけ? そういうのは大丈夫だったんだ? |
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そうだねえ。他の作品と比べて色んな角度から色んな構図で描いているのも特徴的ではあるんだけど、時々えらく平面的には見えたかな。他の作品と比べ辛いから何とも言えないけどね。 塗り方も絵具で「塗ってる」って感じがして、僕は好きかな。 |
幕間 | |
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Sound of Music |
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OP『初恋carnival』 ED『ラブ・チェーン』 IN『古なるエッダ』 |
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音楽はやっぱり登場人物が貴族ばかりだからなのか、上品なのが多いね。ピアノを基調としていて、楽しげな時も羽目を外さない感じ。 |
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それって暗くならない? なんだか、あんまり雰囲気と合ってないように感じるけど。 |
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そんなことないよ? 落ち着いているのと暗いのとはやっぱり違うし。騒いでいる時でもきちんと理性的であってくれるっていうのかな。純粋に楽しめる感じがするよ。 |
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んー……。バーじゃなくてカフェって感じなのかな? |
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あー、そうそう、そんな感じ。話に花を咲かせるような感じだね。 |
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好きな曲とか、あるの? |
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うん。OPのアレンジである『variety morning』とか、『rolling beans』とか。後で聴かせてあげるね。 |
幕間 | |
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Character |
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それじゃあキャラについてなんだけど、さっきも言った通りこの作品はキャラによって作られていると言っても過言じゃないよ。 |
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じゃあ、よっぽど良いキャラクターなんだね? |
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枠に当てはまりづらいという意味では、そうかもしれない。 |
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枠? |
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テンプレートというか、そういうの。もちろんこのジルみたいに属性という意味では割と他の作品にもいそうなキャラは多いんだけど、そこはテキスト力の差かな。個性が出てる。 |
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ふうん。それじゃあ、諠はどのキャラクターが好きだったの? |
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好きかどうかで言ったら、マリーが好きだったよ。これね。 |
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……うん、偉い偉い。 |
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…………何が? |
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何でも無い。それで、どんなキャラクターなの? |
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みんなを率先して引っ張って行ってくれるタイプかなあ。だけどちょっと悩みも抱えていて、っていう。そういう、ギャップが良いよね。 |
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他のヒロインはどうだったの? |
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他のヒロインだって、悪くはなかったよ。シナリオだってマリーが一番本題とは関係なかったくらいだし。だけどまあ、そうだね。本題を追求するとやっぱり少しヒロインを食べてしまうところがあったかな。 |
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カニバリズム? |
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じゃなくて、前半はヒロインが率先して前に進んでいたのに対して本題が入ってくるとそういうわけにもいかなくなる。別にそれが悪いわけじゃないんだけど、キャラクターが話を引っ張っていた感じが好きだったからマリーのシナリオが一番落ち着くのかなって。 |
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んー、あたしはどっちも好きだけどなあ。他に、何か無いの? |
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後は何と言ってもサブキャラクターの魅力だよね。本当にちょっとしか出てこないのに強烈な個性を与えてくれて、この作品にいなくちゃいけないって思わせてくれるキャラクターばかり。ヒロインじゃないのがもったいないと思う反面、このキャラはこれで良いんだとも思う。 |
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? どういうこと? |
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話的に、主人公になびかないようなキャラを無理にヒロインにするよりは、サブキャラのままの方が魅力的に見えるってことだよ。 |
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あー。それは、わかるかな。お話には引き立て役っていうのが絶対必要だもん。 |
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うんうん、そうだね。……ところで結構時間が立つ割に相変わらずこのちゃんの影も形も見えないんだけど、ホント何処行ったんだろう。 |
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……知りたい? |
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へ? さーや知ってるわけ? |
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ううん、知らない。でもなんとなくわかるよ。 |
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何処さ。 |
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そこ。 |
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……押し入れ? ははは、まさかそんないるわけ何でいるのこのちゃん!? |
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くー…………。 |
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……寝てる? |
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驚かせようと思って、待ってる間に寝ちゃったとか。 |
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………………まあ起きるまで放っておこう。でも凄いね、全然わからなかった。 |
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あはは。……やっぱり引き立て役っていうのは、必要だから、ね? |
幕間 | |
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ひとこと。 |
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エリスとか大好きですよ。貴族万歳! |