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| タイトル | 夏ノ雨 |
| ブランド | CUBE |
| 発売日 | 2009年09月25日 |
| ジャンル | ADV |
| 対応OS | Windows2000/XP/Vista |
| 価格 | 8800円 |
| 中古相場 | 5680円 |
| 原画 | 兼清みわ、カントク |
| シナリオ | 紺野アスタ、皆本あいる |
| 音楽 | 安瀬聖、Peak A Soul+ |
| ボイス | 有 |
| FD | 無 |
| 全年齢版 | 無 |
| 三橋学園に通う、桜井宗介（さくらいそうすけ）。 家庭や学園生活に多少の問題を抱えてはいたものの、 女の子でありながら男友達のように気軽に付き合える親しい女友達、宮沢翠（みやざわみどり）や、 優しい姉的存在の幼なじみ、伊東ひなこ（いとうひなこ）、 親友でもあり良いライバルでもある武田一志（たけだかずし）といった友人達に囲まれ、 平凡とも言える学園生活を送っていた。 ある日彼が帰宅すると、見ず知らずの少女がそこにいた。 瀬川理香子（せがわりかこ）――彼女はそう名乗った。 周囲を威圧するような凜とした美しい少女。 思わず見とれる宗介に、母はこう紹介した。 「あんたのお姉ちゃんよ。同い年だけどね」 お姉ちゃん？ 同い年の？ 「先日、父が亡くなりました」 宗介が幼少の頃に離婚して行方知れずの父。 彼女はその娘で、遺言により引き取られてきたのだ。 「というわけだから、面倒見てやって」 「俺が……！？」 「あったりまえでしょ、あんたにとっちゃ姉弟でも、私にとっては赤の他人よ」 こともなげに言う母。 戸惑う宗介に、理香子は言う。 「私のことは、いないものと思ってくれていい。迷惑をかけるつもりはないわ」 夏を控えた梅雨の日。 突然現れた美しくも刺々しい同い年の姉との、同居生活が始まる。 |
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| ヒロイン紹介 | |
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瀬川理香子(さくらはづき) 『半分だけ血の繋がった姉弟』 ある日突然、宗介の家にやってきた美少女。 離婚してしまった父親の実の娘で、 年齢は同じだが誕生日が早い理香子は腹違いの姉ということになる。 一見クールな印象だが、激情家な一面もある。 極度の負けず嫌いですぐムキになり、 大嫌いな食べ物を無理して食べて美味しかったと言い張るような一面も。 勉強も運動もかなり優秀で、 周囲に頼らなくてもやっていける能力の高さが、 かえって彼女を孤独にしている。 他人に対してなかなか心を開かない、度を越す意固地でもある。 |
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宮沢翠(二葉みんと) 元サッカー部マネージャで、宗介と親しい女友達。 かつて宗介が問題を起こしてサッカー部を退部させられた際に武田一志と一緒に退部。 以来、親友として三人でよくつるんでいる。 明るく裏表のない性格で、 女の子でありながら男友達のように付き合えるところが、 ３人の関係を維持できている理由である。 マネージャだったが本人もスポーツ万能で、 勉強より身体を動かす方が好きという健康的美人。 面倒見がよくて友達も多く、何事もポジティブシンキング。 「恋愛なんてガラじゃない」と、本人はそう言っているが……？ |
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伊東ひなこ(佐本二厘) 同じ三橋学園に通う一つ年上の先輩で、宗介の幼なじみ。 水泳部に所属し、後輩達からも慕われている。 両親の離婚後、宗介はしばらく母の田舎に滞在していた時期があり、その頃よく一緒に遊んだ。 宗介の母とひなこの母は親友同士で、ひなこは進学の際に田舎から上京してきた。 今は単身赴任中の父と二人暮らし。 とてもおっとりとした性格で、容姿ともにこの年で強烈に母性を感じさせるため、 男女問わず人気がある。 母親がまったく家事をしない宗介の家に、よく夕飯を作りにきてくれる。 宗介にとっては、優しくて面倒見のいいお姉さん。 |
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篠岡美沙(澤田なつ) 宗介の通う三橋学園の教師で、独身。 担当教科は国語。教師としてはごく平凡的で、彼女自身も平凡だと感じている。 人柄的には生徒からの人気は男女問わずそれなりに高く、 「早く結婚しなよ」などとからかわれてムキになったりもする。 歳も学生に近いせいか、友達のように扱われることもしばしば。 慌ててドジったりぼんやりしていたり、見ていて退屈しない可愛い大人。 分別のある人なので、生徒と恋愛するなんて想像したこともないのだけれど？ |
| 購入動機：ブランド買い(CUFFS系列) | |||||||
| オススメ度 | お気に度 | シナリオ | テキスト | 立ち絵 | 一枚絵 | 音楽 | 雰囲気 |
| １０ | １０ | ９ | １０ | ９ | １０ | ８ | １０ |
| お気に入りキャラ：瀬川理香子、篠岡美沙 | |||||||
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Prelude |
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…………………………。 |
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ふーんふーふふー♪ ぬっしさま！ おっはようございまー |
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ごのにゃぁあああああん！！！！ |
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にゃぁああああぁあああ！？ |
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暗転 |
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落ち着きましたか？ |
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……うん |
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はい、お茶です |
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ありがとう、このにゃん |
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このにゃんっていわないでください。……それにしても、なにがあったんですか？ |
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……やー。久しぶりに名作引いちゃって。不意打ちだったから堪えられなかったんだよ |
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……そんなに、いい作品だったんですか？ |
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うん |
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どれですか？ |
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えーっと箱、箱は…………あ、これ |
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『夏ノ雨』……あれ？ なんとなくどこかで見たことあります |
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ああ、『アメサラサ』の絵の人だからね。題名も両方雨だし |
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……記憶が間違ってなければ、『アメサラサ』ってそこまででもなかった気がするのですが |
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ああ、まあね。でもこれはシナリオライターが違うし |
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あ、そうなのですか。じゃあ納得です。……えっと、じゃあお話を教えて欲しいです |
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ん、喜んで |
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あと、あとで一緒にやって欲しいです |
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……まあ良いか。その代わり、今日はこのちゃんが泣いてもフォロー出来ないかもよ |
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ほぇ。なんでですか？ |
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僕も泣いているかもしれないから。やったばかりだし、まだ余韻ってもんがね |
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そんなにいいお話なのですか…… |
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うん。……あ、内容だったっけ |
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あい |
| 幕間 | |
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Scenario Text |
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えーと。主人公、桜井宗介はサッカー少年なんだけど、 問題を起こして友達の武田一志と停部になってたの。 それで、女友達の宮沢翠と三人でサッカー同好会を作って練習をしている、 という日々を送ってた。 |
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青春ですねぇ |
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そんなしみじみと知った風に言われても……。 ……宗介の家族は、親が離婚していて超グーダラな母親一人。それと寮にいる妹一人。 そんな家族バラバラな生活だったの。そこに、一人の少女が加わる事になる。 |
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拾って来たんですか？ |
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猫じゃあるまいし。……瀬川理香子って言う、異母姉弟の女の子。同い年ね。 父親が死んで、彼女が宗介の家に来る事になる。 |
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……よく一緒に暮らせますね、母親と理香子 |
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暮らせないよ。だから、ギスギスしまくり。 そんな一家が纏まるまでの過程と、宗介・理香子の近親婚を描いたのが理香子シナリオ。 |
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……重いですね |
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ホントにね。でも鬱々とはしてないよ。これがメインシナリオで、後はヒロインが三人。 さっきの翠と、幼なじみで年上のひなこ。それと学校の先生の美沙。 |
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……学校の先生？ |
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うん。まあ確かに宗介や他のヒロインとの接点はあまり無いんだけど、 これがまた良いシナリオなんだよ。 メインシナリオが良いっていうんじゃなくて、 各ヒロインのシナリオそれぞれに独立した良さがあるっていうのかな。 |
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具体的に、どこがいいのですか？ |
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ん。まずはテンポだね。それと、メリハリ |
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？ |
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イベントが、本当に丁度良い尺で終わるんだよ。 で、すぐに次のイベントになるから全く飽きない。 勿論、テンポだけじゃなくて内容自体の質もかなり高いよ。 全体的に見ていて温かくなれるようなものが多いかな。 |
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ほぇー。じゃあ、日常パートを楽しむ作品なのですか？ |
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んー、それでも良いけど、それだけな訳じゃないよ。 シリアスで盛り上がる部分は、凄く悲しい気持ちにさせるシナリオ。 『なんでそんな事言うの！？』っていう展開が多いかな。 しかも相手の方が世間的には正しかったりする。 |
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？ 例えばどういうのがあるのですか？ |
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例えば、近親婚だってそうだし、生徒と先生の恋だってそうじゃない |
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……そういえば、そうです。全然気にしない作品が多いので気付きませんでした |
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ん。そういう『ゲームだとありがちだけど現実ではタブー』 っていう部分を真摯に掘り下げているのも特徴かな。 近親婚とか。義理の姉弟だから大丈夫とか思っちゃうけど、 やっぱり普通はこういう反応なんだよねえ。 |
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ロリコンも世間ではダメだと思います |
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ロリコン言うな！ ……あ、あとタイトルなんだけど |
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『夏ノ雨』、ですか？ 前回みたいになにか特殊能力とかあるのですか？ |
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いや、そういうファンタジー要素は皆無だよ。だから好きっていうのもあるんだけど |
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ほぇ？ |
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全くファンタジー要素が無い作品って、学園ものでも結構少ないんだよ。だから純粋に楽しめる。 それは置いておいて。このちゃん、夏の雨っていうとどんな感じがする？ |
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むぅ。ジメジメしてて、いやーな感じです |
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そうだね。でも、この作品の雰囲気はそういう感じじゃない。 雨が降った後の、気持ち良さっていうのかな。 |
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……それこそジメジメしていると思いますけど |
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体感じゃなくて、気持ちの感覚。 それと、夏の雨って水の温度が高いから冬より温かいけど、 逆に気温が高いと余計に冷たく感じるじゃない？ 多分だけれど、それがテーマなんだよ。 好きな人との時間はとても良いものだけれど、状況が変わるととても悲しいものになる。 |
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……主さま、やっぱり説明上手いです。すごくやりたくなりました |
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じゃあまあ、後でね。取り敢えずシナリオ以外も説明しちゃおう |
| 幕間 | |
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Graphic |
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絵が前作より大分進歩しているよね。前より顔がしっかりしているというか |
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目がおっきくなってる気がします |
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ああ、そうかも。それに相変わらず塗りも良いしね |
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……ところで、これデビュー作みたいですけど。 実は『アメサラサ』とは違う人たちなのですか？ |
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や、同じ。姉妹ブランドとして独立しただけ |
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あ、なるほどー。……けんかしたのでしょうか？ |
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いや、そんな事ないと思うけど……。あ、相変わらずカントクの絵は、似てるね |
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誰にですか？ |
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凄く空気読めてないねこのちゃん。 まあ、最近はその似ているのを昇華させて独自で発展している感じなんだけど。 |
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……………………ひっく |
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そんなに落ち込む所！？ |
| 幕間 | |
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Sound of Music |
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OP「PlatonicSyndrome」 ED「Love letter」 |
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音楽の作曲者は安瀬聖 |
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安瀬さん……？ たしか、主さまの好きな作曲家さんですよね |
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そだね |
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じゃあ、問題ないですよね？ |
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んー、まあ確かに問題無いね。OPは良い曲だったし。ただ、BGMがどうにも |
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ほぇ。主さまが安瀬さんの曲を気に入らないなんて、初めてです。 ……お洗濯もの、しまってきますっ！ |
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待ちなさい、雨とか降らないから |
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うにゅっ！？ |
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気に入らなかった訳じゃなくて、ぽくないなあと思ったの。 普段に比べて印象が薄いって言うかね。 曲自体は心地良いBGMという感じで作品とも合っているんだけど、 『安瀬聖の曲』とは言われないと気付かないかな。 ……あ、襟掴んだままだった。ごめんごめん。 |
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ぷはぁ！？ ……むー！！ |
| 幕間 | |
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Character |
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で！ 主さまが好きなのはどうせロリキャラなんですよねっ！ |
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うん |
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！？ え、ぁぅえぇええあ！？ |
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『恨みを込めて悪口のつもりで言ったら肯定されて戸惑いを隠せない』って表情してるね |
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…………ちなみに、どれですか？ |
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ああ。ちょっと待ってね。……………………出た。これ |
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失礼します。…………！？ ぬ、主さま。あの、本当に……？ |
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可愛いよね、ねね |
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！？ ……主さまは、わたしたちの世界とは違う遠いところに行ってしまったんですね |
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普段僕の事を散々ロリコンって言ってる張本人が何をおっしゃる |
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限度ってものがありますっ！ いきなりそんな……幼児なんて |
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なんか勘違いしているっぽいけど、娘にしたいって意味でだよ？ 娘of娘ってくらい可愛いんだから |
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……まぎらわしいです |
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このちゃんが期待している意味ではー。……珍しくヒロイン全員お気に入りかなあ |
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ねねもですか |
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んなわけないでしょう！？ |
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むぅ。じゃあ、どのシナリオが好きなんですか？ |
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や、だからどのヒロインのシナリオも良いんだけどー。 まあ美沙ちゃんシナリオが一番お気に入りかなあ。理香子のは割と重いし。 |
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たしか、先生ですよね？ なんとなく、展開が想像できます |
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それでも面白いってのが凄いんだって。それにねねが活躍するシナリオだし |
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…………わたし、主さまが本格的にロリコンになったら要らない子ですか？ |
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何その飛躍した発想！？ しかも僕はロリコンじゃないっての！ 小さい子が可愛いと思うのは、自然な事ですよ！？ |
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主さまがいうとなんとなく不健全です |
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…………ここ、泣くところだよね？ |
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主さまは、わたしだけ見ていてくださったらそれでいーんです |
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……それって結局ロリコン扱いされるんじゃ |
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本望です！ |
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本望じゃないよ！ |
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……違うのですか？ |
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う……。………………ほ、ほんもうです…… |
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ふふー |
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神様、うちのこのにゃんが自己中になりました |
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主さまが神さまじゃないですか……。あとこのにゃんっていわないでくださいっ！ |
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えー。結構上手いあだ名だと思ったんだけどなあ。にゃーって言ってみて。にゃーって |
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……えい |
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にゃぁあああああああぁああああ！！！！！！！？ |
| 幕間 | |
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ひとこと。 |
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近年稀に見る良作 |