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| タイトル | さくらさくら |
| ブランド | ハイクオソフト |
| 発売日 | 2009年06月26日 |
| ジャンル | 学園寮恋愛シーソーゲーム(ADV) |
| 対応OS | Windows98/Me/2000/XP/Vista |
| 価格 | 8800円 |
| 中古価格 | 1980円 |
| 原画 | カスカベアキラ、緋賀ゆかり、木谷椎 |
| シナリオ | たとむ、keikei |
| 音楽 | 響那良 |
| ボイス | 有 |
| FD | 無 |
| 全年齢版 | 無 |
| 4月は新学期。 芸術系の名門、麟徳学園寮Maison luneを、 目の端に涙を浮かべながら、転校生、稲葉徹は見上げている。 時折通り過ぎる女生徒たちからの視線は痛いが、 今日に至るまでの日々と比べようもない。 男子校の寮で過ごした目に染みるような過去。 おかげ様で、女の子の手なんて握ったことも無いし、 同世代の異性と話をした記憶すらない。 だが信じられないことに、この寮には女の子も住んでいるらしい。 念願の文化系部活動は、女の子が一番多い所を選ぼうと３００日前から決めていた。 不純な動機だとは思わない。これまでが純情すぎただけ。 かと思いきや、編入試験合格ラインギリギリだった徹の入居先は、 Maison luneの裏に建つオンボロ学生寮「月見荘」だった。 高級ホテルと見間違えんばかりのMaison luneと比較すればまるで犬小屋。 見た目そのまま、麟徳学園では功績と部員数によって寮の待遇が大きく変わる。 体育会系の部員ばかりが住む月見荘に入ると、 のんきで図々しい住人たちから勧誘の嵐。 これまでの人生さながら、 流されるままに体育会系部活動に引きずりこまれようとしていた所を 担任兼寮母である桜菜々子 に救われ、断ることに成功する。 恋の始まりであった。 菜々子 の好意を無駄にしないためにも、 その日のうちに美少女揃いで評判の美術部に入部届けを出す。 絵には縁のない生活を送っていただけあって、入部試験には当然のように不合格。 だが、クラス委員であり、美術部副部長である桐島さくらに助けられ、 仮部員として認められることに。 恋の始まりであった。いい加減な男である。 授業では厳しいが、寮に帰ると母親のように世話を焼いてくれる、桜菜々子。 近寄り難い優等生だが、 クラス委員の使命感からか何かと面倒を見てくれる桐島さくら。 この二人、二人きりの時は気のないそぶりを見せるくせに、 三人揃うと徹の保護者権をめぐり何かと対立をする。 春。桜色の季節に出会ったのは 世話焼きな二人のさくらと、愉快で悩める三角関係の始まりだった。 |
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| ヒロイン紹介 | |
| no image | 桜菜々子(まきいづみ) 数学教師兼担任。 世話焼きな寮母さん。 |
| no image | 桐島さくら(青山ゆかり) 隣の席のクールビューティー。 美術部副部長。 |
| no image | 新田晶(金松由花) リアル幼なじみ 体操部。 |
| no image | 立花くるみ(榊原ゆい) ネット幼なじみ 付属学園生で、美術部所属。 |
| 購入動機：延期を繰り返した末の良作とのことだったので | |||||||
| オススメ度 | お気に度 | シナリオ | テキスト | 立ち絵 | 一枚絵 | 音楽 | 雰囲気 |
| ９ | ８ | ７ | ９ | ８ | ８ | ７ | ９ |
| お気に入りキャラ：桜菜々子 | |||||||
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Prelude |
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場所：資料庫 |
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紗綾さんに負けないために参考になりそうなものは…………………………、 ………………………………これなんかよさそう。三角関係みたいだし。 これで主さまは……うふふふふふふふ。 |
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同時刻、居間 |
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……何か、寒くない？ |
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そう？ そんなこと無いと思うけど |
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…………気のせい、かなあ |
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数日後 |
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むう。……なんだかあんまり参考にならないかも |
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何が、ですか？ |
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ひゃう！？ ……あ、葵さんでしたか。いらしてたんですね |
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はい。御主人様が『さくらさくら』を借りて来い、と仰ったので、 今諠主様に探していただいてます。 |
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うぐっ |
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……どうかしましたか？ 言葉様 |
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い、いえ！ なんでもにゃいですよ？ |
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…………そうですか |
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そ、そうですっ。……そういえば、今日は螢さんじゃないんですね？ |
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螢なら、秋葉原へ買い出しに行かされてます |
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…………なるほど |
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御納得いただけたようで何よりです。……………………おや？ そこにあるのはもしや |
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ふぇえ！？ な、なんのことですか？ なんにもないですよっ！ |
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…………そうですか |
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そうです！ そうですとも！ |
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……時に。どうでしたか？ 『さくらさくら』は |
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面白かったですけど、あんまり参考にならなかったです |
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………………………………………… |
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………………………………………… |
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……諠主さ―― |
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待ってくださぁぁぁぁい！ |
| 幕間 | |
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Scenario Text |
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はあ。諠主様を紗綾様に取られてしまわないよう、 参考にするために三角関係がテーマの作品をやろうとした、と |
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……はい |
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バカじゃないですか |
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あぅ！？ そんなハッキリと！ |
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そんなの、杞憂ですよ。何処からどう見ても諠主様は言葉様一筋です |
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むー。でも、最近紗綾さんとばっかり話してるし………… |
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まあ、そこまで言うなら協力しても良いですけどね |
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ホントですか！ |
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その代わり、どんな作品だったのか教えてください。御主人様にお伝えするので |
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わかりました！ ……えっと、この作品は三角関係がテーマです！ |
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さっき聞きました |
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あぅ |
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もっと他に無いのですか？ 他の作品と比較すると、とか |
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むぅ。……あ。この作品は、主人公が二人いるんです。 主人公同士は同級生で、ヒロインは先生や生徒なんです |
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ほう。なら主人公一人で全員攻略しても良さそうですけど、なんで二人なんでしょう |
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……そういえばそうですよね |
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ちょっと。なんで納得してるんですか！ |
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…………あ、三角関係がテーマだからです！ |
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……何で三角関係がテーマだと主人公が二人になるんですか？ |
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それは、名前に『さくら』がつく二人と主人公の三角関係と、 『幼なじみ』二人と主人公の三角関係を描くためです |
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へえ。つまり、二種類の三角関係が味わえる、という訳ですね |
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そういうことです |
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それで、シナリオはどうだったんですか？ |
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あ、はい。さくらシナリオは、すごくよかったです。 逆に、幼なじみシナリオは、もうちょっとって感じでした |
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…………あの。もうちょっと具体的に |
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……こういうの、主さまの仕事なので上手くできないです |
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えーっと。それじゃあ、さくらシナリオは具体的にどの辺りが良かったんですか？ |
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んー。 主人公が、最初の方は節操がない人だったんですけど、 だんだんいい人に見えてきまして。 |
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ふむふむ |
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二人のさくらさんも、すごく魅力的でしたし。 終わり方も感動的で、つい見入ってしまいました |
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……なんか情報量が少ないですけど、まあ良いでしょう。では幼なじみシナリオは |
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むー。さくらシナリオに比べると、おまけみたいな感じでした。 主人公もさくらシナリオに出てた時と比べてヘタレでしたし 過程とか、そういう描写が少なかったです。 だから、いいことはいいんですけど、さくらシナリオよりは、ダメです。 |
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なるほど。他に何かありますか？ |
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他に……。あ、テキストはすっごく面白いです。 ドタバタしていて、ラブコメって感じでした。 ただ、三角関係がテーマなのに、きちんと解決してないのが、ちょっと。 あと障害が少なかったかな、とも感じました。 |
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きちんと解決していない？ |
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はい。片方とくっついたら、普通もう片方は諦めると思うのですが、 そうじゃなくて、友達以上恋人未満のままなんです。 だから、それはどうなのかなって。 ご都合主義なのはいいのですが、テーマを壊している気がします。 |
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ああ、だから参考にならないと言ったのですね。 |
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はい |
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時に。諠主様と紗綾様がくっついたら、言葉様は諦めますか？ |
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ほぇ？ 諦めるわけないじゃないですか |
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…………………… |
| 幕間 | |
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Graphic |
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では次に、絵について教えていただけますか |
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絵、ですか。立ち絵の方は、すごく上手なのですが、粗いです |
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粗い？ |
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なんとなく、つぶつぶが目立ちます |
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つぶつぶ……ああ、ドットですか。なるほど。では一枚絵の方は？ |
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一枚絵は……。とっても上手なのもあるのですが、顔がちょっと違って見えるのもあります |
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ふむ。でも、基本的に上手なのですね？ |
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はい |
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わかりました。……なんだか疲れてませんか？ 喋り方が機械的になってますけど |
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……ちょっと、疲れました。 主さまって普段こんな大変なことをわたしにいっているのですね |
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それだけ、言葉様に知って欲しいということじゃないでしょうか |
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………………………… |
| 幕間 | |
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Sound of Music |
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OP『see-saw!!』 ED『』 |
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音楽はどうでしたか？ |
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むぅ。ちょっと待ってください、思い出します |
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まあ、普通は覚えてませんよね |
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主さまだったら、いちいちメモしているのですけど |
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……なんでまた |
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わたしに教えるためらしいです |
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……それはどうも、ごちそうさま。で、そろそろ思い出しましたか？ |
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んー、はい。全体的にコミカルな曲が多かったです。 ドタバタしているシナリオにとっても合ってました。 でもシリアスなシーンではちゃんと静かな、ゆったりした曲を使っていました。 曲自体のレベルも高かったです。 |
| 幕間 | |
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Character |
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キャラクターは、どうでした？ |
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キャラクター、ですか。 わたしが受けた印象なんですけど、最初と中盤でイメージが変わります |
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イメージが？ |
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はい。最初はすごく嫌な人だったり嫌いな性格だったりするんですけど、 途中からみんないい人になるんです。 |
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へえ。じゃあ、言葉様が好きなキャラは？ |
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むー。桜先生、ですかね |
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はいはい。ええと、それはこの中でどれですか？ |
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これです |
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あ、なるほど。言葉様は諠主様と同様ツルペタが好きだ、と |
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なんでそうなるんですか！？ |
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何でと言われても |
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そうじゃなくて、キャラクターが、見本にしたいような感じだったんです |
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見本って、こうなりたいんですか？ |
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はい |
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……まあ外見だけなら取り敢えず髪を桃色に染めれば |
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そうじゃないです！ もっと、主さまに頼ってもらえるようになりたいって意味です！ |
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頼って……。ああ、そういえばこのキャラクターは先生でしたね。 声は……まきいづみさんですか。 |
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はい。主さまの好きな声優さんです |
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それじゃあ、取り敢えず鼻にかかった声で、 舌足らず感じで、間延びした喋り方をしてみましょうか。 |
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キャラクターになりきりたいわけじゃないです！！ むー。さっきから葵さん、わたしのことおちょくってませんか？ |
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いえいえ、そんな事はないですよ？ ……時に。諠主様をそんなに紗綾様に取られたくないのですか？ |
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葵、居る？ 『さくらさくら』だけど、やっぱり何処にも無いみたいで―― |
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はいっ！ 主さまはわたしだけのものですっ！！ |
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…………………………………… |
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…………………………………… |
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………………………………あの |
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きゅう |
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わっ！ ちょっとこのちゃん！？ しっかり！ |
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……やっぱり、杞憂で終わりそうですね |
| 幕間 | |
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ひとこと。 |
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序盤がとにかく取っつきにくいですが、投げ出さずに頑張ってください |