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| タイトル | 巫女舞〜ただ一つの願い〜 |
| ブランド | etude |
| 発売日 | 2004年11月26日 |
| ジャンル | ADV |
| 対応OS | Windows98/Me/2000/XP |
| 価格 | 8800円 |
| 中古相場 | 1680円 |
| 原画 | 植田亮 |
| シナリオ | 伊藤光司、草里マア、秋史恭、健速、九頭竜坂瞬 |
| 音楽 | I’ve |
| ボイス | 有 |
| FD | 無 |
| 全年齢版 | 有 |
| 9歳まで過ごした故郷、宮合村。 その村を通る唯一の路線が廃線になるということを知り、10年振りに一人で故郷を訪れる主人公。 列車が通らなくなってしまえばもう二度とここに来ることもないだろう。 だからその前にもう一度、自分の生まれ育ったふるさとを一目見ておきたい。 来る前までは、ただそれだけの動機だった。 いざ、村にやってくるとそこは過疎の進んだ山間部。 しかも色々な手違いから泊まる場所を確保し損ねてしまい、途方に暮れるしかなかった。 しかし、偶然にもそこで幼馴染の夏希と出会う。 久しぶりと懐かしむのもつかの間、事情を説明するしかない主人公がそこにいた。 結局、彼女の伝手で、彼女が巫女として住み込みで働いている草壁神社に居候させてもらう事になる。 当初の目的である廃線のその日まで……。 村に居着いた主人公は、都会とは違うゆっくりとした時間の流れの中で、 思い出すこともなくなっていた過去の出来事を紐解いていく。 懐かしい故郷の風景、よみがえる想い出、 そしてこの土地に様々な想いを寄せる巫女たちと過ごす時間…… すべてがいつもの流れとは違っていた。そして廃線の前日、祭りの日。 奉納される彼女たちの巫女舞にこめられた想いを、そして主人公は、廃線の理由とともに知る。 受け継ぐべきものは、遺すべきものは……魂に刻まれた、あの約束の場所……。 |
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| ヒロイン紹介 | |
| no image | 美坂夏希(神村ひな) 10年ぶりに主人公と再会する幼なじみ。 とある事情で草壁神社に住み込みで働かせてもらっている。 天真爛漫で、故郷めぐりをする主人公の後にくっついて歩いては、想い出話しに花を咲かせるが、 時折、見当違いなことを口走って主人公を困らせる。 |
| no image | 風見久音(成瀬未亜) 天気をあてたり予言めいたことまでできてしまう、 自他共に認める草壁神社の看板娘なのだが、 性格がおっとりしすぎていて、いつもぼんやりしている。 神社の石碑に憑いている女性の霊を祓ってあげたいと願っており、 そのために主人公に助力を求めてくる。 |
| no image | 橘琥珀(武田美緒) 草壁神社の巫女。近くに住んでいる。自分に厳しく他人にも厳しい。 もちろん主人公にも厳しくあたる。 神社に納められている神剣を振りたいという宿願のために、 ひたすら剣の修行に励んでいる。 |
| no image | 大澤茜(霜月のどか) 主人公の行きつけだった駄菓子屋『大澤屋』の店主兼草壁神社の巫女。 祭り好きで子供好き、さらには情報通でもあるが、とにかく金にうるさい。 |
| no image | 浅緋(北都南) 主人公の夢に現れる謎の巫女。 過去の宮合村になんらかの因果があるようだが……。 |
| 購入動機：神社関係 | |||||||
| オススメ度 | お気に度 | シナリオ | テキスト | 立ち絵 | 一枚絵 | 音楽 | 雰囲気 |
| ７ | ８ | ７ | ９ | ９ | ８ | ９ | ９ |
| お気に入りキャラ：風見久音 | |||||||
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Prelude |
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ねえ、このちゃん。君って僕の巫女な訳だよね？ |
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んぅ？ どうしたんですか、いきなり。当たり前じゃないですか。 |
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……いや、それにしては何も神事とかやってないなあ、って。 |
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…………神事？ |
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例えば、神楽。巫女舞とか。 |
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……なんで主さまが目の前にいるのに神がかりに必要な舞をしなくちゃいけないんですか。 |
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……いやまあそうなんだけどさ。一回くらい見てみたいなあ、って。 |
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…………なんの影響ですか？ |
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……これです。 |
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素直でよろしい、です。……って、またストレートなタイトルですね。 |
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巫女さん主体の作品だからね。 |
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面白かったですか？ |
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まあ、それなりに。 |
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じゃあ、どんなお話なのか教えてください！ |
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……それは良いんだけど、だから、巫女ま―― |
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さあ、はじめましょー！ |
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……はい。 |
| 幕間 | |
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Scenario Text |
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それで、どんなお話なのですか？ |
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ん。主人公は都会に住む地方出身者なんだけど、夏にその田舎へ繋がる路線が廃線になるのね。 だから、廃線になる前に行っておこうと思って実際に休暇を取って行くんだけど、色々あって泊まるところがなくなるの。テキトーに歩いてて辿りついた先は、神社。 そこで働く条件で泊めてもらえる事になった主人公は、廃線の日までお世話になる。 |
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それだけですか？ |
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んー、まあ基本的にそれだけかな。 懐かしい田舎を幼なじみと回ったり、巫女さんと神社の助勤をしたり。 |
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……面白かったですか？ それ。 |
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面白かったよー。すっごく丁寧に書かれてるし、神社や巫女についてもよく調べてあるから読んでて心地良かった。 |
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むぅ。でも退屈になりそうです。 |
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まあ、ね。でも個別シナリオは凄く急展開、というか超展開だし或る意味バランス取れてると思うよ。 全シナリオを終えた後にTrueシナリオもあるしね。 |
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そうなのですか？ |
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うん。まあTrueシナリオとは言い難いんだけどね。 |
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……はい？ |
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Trueシナリオっていうとどんなイメージがある？ |
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えと……。普通のシナリオだと報われなかったのが、ハッピーエンドになったり？ |
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そうだね。でも、この作品は寧ろ逆って感じで、Trueシナリオのヒロインが一番不遇なの。 |
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……ほぇ？ どういうことですか？ |
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そのままの意味なんだけど……、そうだねえ。 このシナリオは、表面上はさっき言ったような内容なんだけど、もう一つ、過去の物語があるの。 そしてその過去と現在とは密接に関係してる。だから、現在を攻略した後に過去編をやるんだけど…… |
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だけど？ |
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その過去編が、蛇足って言うか。考証も一気に雑になってるし、展開も微妙。 |
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……Trueなのにいらないってことですか？ |
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いや、やっぱり伏線回収の為には必要だよ。過去と現在の因果って感じで。 でも、個別シナリオがかなりのご都合主義だったのに、 Trueだけそうじゃないっていうのは、どうなのかな。 |
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……それって、普通は逆じゃないでしょうか。 |
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ね。だからTrueって位置付けでのシナリオとしては、はっきり言ってダメ。個別だったら良いんだけどね。 若しくは、二周するとか。何にしても避けて欲しかった展開だよ、このTrueシナリオは。 まあコンシューマ版では変更されているらしいんだけど、やってないから何とも言えないね。 |
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むぅ。でも、個別シナリオとかテキストはいいんですよね？ |
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そうだね。どんな場所にも、そこを守ろうとした人が居るっていう事が、良く分かるシナリオだよ。 |
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……守らなきゃ、なくなっちゃいますもんね。 |
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そうそう。この神社だって放っておいたらすぐに朽ちちゃうんだから。 |
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…………わたしだって、守ってくれなかったら消えちゃいますから。 |
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巫女さんを大事にしない神様が何処に居ますか。ちゃんと守るよ。 |
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……わたしが、巫女だからですか？ |
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このちゃんがこのちゃんだから。さて、次々っと。 |
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…………あ。……ふふー。 |
| 幕間 | |
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Graphic |
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絵の担当は、今やすっかり有名人の植田亮。当時はそこまででも無かったね。 |
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じゃあ、そんなに上手くないのですか？ |
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いやいや、十二分に上手いよ。特に巫女舞の時の一枚絵なんて、これを超えるものは無いってくらい。 |
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そんなに、ですか。 |
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そんなに、です。見ればそう思うよ。……ただ、他の一枚絵がね。ムラがあるというか。 |
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ムラ？ |
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上手いのと、そうでもないのがあるって言うのかな。少しバラつきがある。基本的に上手いんだけどね。 |
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なにか変なところがあるってことですか？ |
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んー、まあそういう事かな。目がね、離れ過ぎているきらいがあるんだよ。 |
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……目？ |
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うん、ほら。 |
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……あー。たしかに、そうかもしれません。わたしは気になりませんけど。 |
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ま、この絵に慣れている人にはそんなに気にならない事なんだけどね。でもダメな人も居そう。 |
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……そうですか？ この背景も上手ですし、わたしは好きですけど。 |
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まあ、大多数には受け入れられそうだけどね。でもちょっと気になったから、さ。 |
| 幕間 | |
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Sound of Music |
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OP曲『wind of memory 〜記憶の風〜(KOTOKO)』 ED曲『spillage(MOMO)』 |
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音楽はね、OPとED、特にEDが抜群に良いんだよ。トップクラス。 |
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ほぇー。どんな曲なのですか？ |
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実際に聞いてみた方が早いかな。EDをムービーにしたのもあるから。ほら。 |
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…………ふぁ、いい曲ですぅ。 |
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そうでしょう、そうでしょう。BGMも負けてないんだよ。夏の田舎っていう雰囲気を一層引き立ててる。 そして、種類が豊富。日常は楽しげに、非日常は厳かに。 きちんと使い分けてるから世界にのめり込めるね。 |
| 幕間 | |
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Character |
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キャラも悪くない……んだけど、何か偏りを感じるんだよねえ。 |
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かたより？ |
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例えば、外見。 |
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全員巫女じゃないんですか？ |
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いや、そういうあれじゃなくって、その。 |
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っ！ ピーンときました。 |
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来ちゃいましたか。 |
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そんなに多いのですか？ ロリっ子。 |
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一人だけ、違う。Trueを入れれば二人かな。 |
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全部で何人ですか？ |
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えーっと、五人かな。 |
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半分、ですか。Trueを除くと……たしかに、多いです。 |
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でしょう？ あと、個別の四人中、半分が姦しいキャラ。 |
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……一人で充分です。 |
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そういう訳で、ロリで姦しい夏希と茜が凄く被った。攻略対象じゃないならもう一人居るしね。 |
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むー。キャラの数の割にあまり広く楽しめない気がします。 |
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シナリオは流石に全然違うけどね。それに、皆良い子だよ。基本的に性善説だし。 |
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せーぜんせつ？ |
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人の根本は善だって事。逆にTrueは性悪説って感じ。疑心暗鬼というか、信用できないと言うか。 |
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……あの。もうちょっとわかりやすくお願いします。 |
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要するに、日常や個別シナリオは良い人しか出てこないの。でも、Trueは悪い人の方が沢山出てくるの。 そのTrueシナリオのラストで今迄の個別シナリオが全部無駄になっちゃうから、やっぱりTrueは微妙。 |
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あの、話が戻っている気がします。 |
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ああ、ごめん。えっと、何か聞きたい事は？ |
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主さまの好きなキャラはどれですか？ |
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ふむ。浅緋かな。Trueシナリオのヒロインなんだけど。 |
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……なんだかんだいって、好きなんじゃないですか。 |
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いや、あくまで浅緋が好きなだけでTrueシナリオ自体は全然。寧ろ浅緋の魅力を殺している感じだしね。 |
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…………そこまで嫌いなのですか、Trueシナリオ。 |
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いや、そこまでっていう訳じゃないんだけど、個別までは結構評価高かったからね。その分ちょっと。 |
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ふーん。じゃあ、早速これお借りしますねー。 |
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あ、ちょ。だから巫女舞を。 |
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むぅ。だって、御杖代(一心同体(文字通り)になる事)になる必要ないですし、疲れますし。 |
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きっと気持ち良い疲労感だよ！ だからさあ！ |
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諠、ちょっと本借りるね。…………どうしたの？ 二人とも。 |
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あ、さーや。ちょっとね。 |
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主さまが、一心同体になって気持ちよくなろうって。 |
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……………………諠？ |
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誤解に決まっているでしょう！？ 何て事言うのさこのちゃ――居ない！？ |
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諠、どういうこと？ |
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どういうことも何も――って恐いよその顔！ このちゃん帰ってきて説明してー！！ |
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………………だって、うんどう、ヤだもん。 |
| 幕間 | |
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ひとこと。 |
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一つ気になった。販売所じゃなくて、授与所だね。 |